暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第65話 空で煌めく雷光
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曜石ように煌めいてる。バリアジャケットの装甲を薄くする。だけど、今は花霞とユニゾンの影響で、全身を黒いボディースーツで包まれる。その上に桜の花びらの柄が入った白い着物を羽織った。
白煙をかき消しと同時に、着物が魔力によって生み出された風になびく。
何時もなら防御を無視したこの形態。だけど花霞とユニゾンしている今の私は……。
『フェイト様の速さを少し削りますが、それでも私の全霊を賭けて、硬く強固に貴女を守ると誓います』
「うん、お願いね」
思いを胸に秘めながら双剣を握る力がこもり。
「響。必ず助けるよ!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁああああああああ!!」
響を中心に赤い稲妻が迸った。なるほど、あれで響を操ってるわけか。
『……プランは2つ。主を縛って魔力ダメージでノックダウン。もしくは私が強制的にユニゾンすれば……』
「でも、後者はタイミングを見誤れば、花霞も取り込まれるかもしれない。だから―――」
『Get Set.』
切先を響に向け真っ直ぐ見据える。
「私が助ける。絶対に救う!」
『Sonic Drive.』
『お願いします。参りましょう!』
あまり時間は掛けられない。だから……本気で行くんだ!
ガクガクと体を震わせている響目掛けて踏み込み、バルディッシュを、右の剣で薙ぎ払うように振る。
しかし、咄嗟に右の刀で防がれた。そのまま揺らぎ消えたと同時に、バルディッシュが空を斬る。
右目の端に影が映る。瞬時に判断し、右を払いつつ、その勢いのまま反対へ切り抜くために左手の剣を横一線に薙ぎ払う。
振り抜く直前、背後から肉薄するために、再度踏み込んでくる。操られているとはいえ、その踏み込みの鋭さには本当に関心する。
だから私は―――!
「!?」
完璧に捉えられていた。だけど、コレは……
二度目
(
・・・
)
で。私はコレを知っている。だからこそ!
『Lightning Bind』
バルディッシュを払われる事をトリガーとして、ライトニングバインドをセット。響の四肢を固定し、距離を取って。
二本の双剣を、連結し、大剣へ……ライオットザンバー・カラミティへと形態変化させる。
目を閉じて、心を落ち着かせて。ゆっくりと呼吸を整えて丹田に力を込め、大剣を振り上げて―――
「疾風・迅雷!」
『Sprite Zamber.』
開眼、それと同時に大剣を振り下ろした―――
――side奏――
いつぞやの模擬戦の再現してたけど……何というか、先輩。
それ響死んでないよね? 何かバインドで縛ってからの高出力の斬撃でドーンってしてたけど……まぁ平気かな。
あ、
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