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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第65話 空で煌めく雷光
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へんなことになってますよ〜?」

 私を出迎えたのは玉座に縛り付けられたヴィヴィオと、眼鏡をかけた戦闘機人。 
 
「……大規模騒乱罪の現行犯で、貴方を逮捕します。速やかに武装の解除を」

「……フフ、娘のピンチにも、貴女の大切なご友人の危機にも顔色一つ変えずにお仕事ですか? いいですね〜。その悪魔じみた正義感!」

 にやにやと、嘲笑うかのように笑う彼女が、ヴィヴィオに視線を移した。

「でもぉ、これでもまだ冷静でいられますかぁ〜?」

 彼女が指を鳴らすと、それに反応したのか、玉座から電撃が奔った。

「う、う、あああ!!!」

「ヴィヴィオ!!」

「あらあら必死になっちゃって、ならこれはどうかしら〜?」

 彼女の手がヴィヴィオに近づく。その様子を視界にとらえた私は即座に砲撃を叩きこむも朧気に消えてしまう。この現象には覚えがある。ここにいた彼女は……幻影。

『ふふ、いいこと教えてあげる。あの日、輸送トラックとガジェットを破壊したのはこの子なの。あの時の失敗作(・・・)が身を挺して防いだディエチの砲撃。あのくらいじゃあこの子はびくともしない。それが、古代ベルカ王族の固有スキル『聖王の鎧』なのよ〜』

 なおも勝ち誇った笑みを浮かべ、彼女は話し続ける。

『レリックとの融合を得て、彼女はその力を完全に発揮する。古代ベルカの王族たちがその身を作り変えて完成させたレリックウェポンとしての力を!』

 彼女が話を終えたと同時、虹色の閃光を伴った衝撃波がヴィヴィオから放たれる。

「ママぁ!」

「ヴィヴィオ!!」

 苦しむヴィヴィオに何とかしてでも近づきたいが、あまりの魔力の密度にその場に踏みとどまるのが精一杯だった。

『すぐに完成しますよ。私たちの王が。ゆりかごの力を得て、無限の力を得た戦士が!!』

「いやだ、ママ、ママぁ!!!」

「ヴィヴィオ……ヴィヴィオ!!!」

 一際大きな閃光と共に、ヴィヴィオから放出されていた魔力の奔流が終わった。踏みとどまる足の力を抜いて、ヴィヴィオが居た玉座を見て……。

 私は言葉を失った。

 あまり私と変わらないくらいまで成長した自分と同じぐらいの年の女性。だけど、まだヴィヴィオ何だというのが分かる。だけど、一番わからないのが、彼女の―――ヴィヴィオの向ける視線が、いつもの私に向ける好意の視線ではなく、敵意の憎悪を込めた視線だからだ。

「ヴィヴィ、オ?」

「………あなたがヴィヴィオのママをどこかに拐った……」

「違うよ!? 私だよ! なのはママだよ!!」

「嘘だ……私のママは、あなたじゃない!」

 シンプルな言葉だからこそ、深く私の心に突き刺さる。故に反応が遅れてしまった。一瞬ヴィヴィオの
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