暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第65話 空で煌めく雷光
[11/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ライブ映像途切れた。あ、何か目に見えてガジェットの数増えた。

 だけど……。

「執務官が勝ったぞ!! 俺達も続けー!!」

「うぉおおお!!」

 ……間違いなく響の存在って敵だと思われてるんだよなー。どうするんだろ?

 だけどまぁ……。

「時雨。弾幕で圧倒したい。手を貸してくれる?」

「……勿論。弾丸と矢の雨霰。見せつけましょう」

 ゆりかごの出撃ハッチから今もガジェットが次々と姿を表してくる。

 だけど、AMFがあろうと、敵が大量に存在していようとも。

『カナデ。総数は100。ウンディーネと同期して既に狙いをつけてますよ』

『当方に迎撃の用意有り。何時でも』

 オクスタンと、パルチザン……いや、正式名称は違ったね。AI復活して始めて名前を聞いて驚いたなぁ。オクスタン、パルチザンは長銃形態の名称で、本体名称は。

「行こうか、トワイライト、ムーンリット!」

『『Alright.』』

「行くよ、ウンディーネ!」

『参りましょう!』

 銃口を構え、時雨は矢を引き絞って狙いを定める。同時にカートリッジを消費して、私の周囲に白銀のスフィアを展開、時雨の周囲にも青白く輝く矢が展開される。

 そして、トリガーに指を掛けて。

「ヨーイ! 撃てっ!」

 時雨の合図と共に、それぞれのスフィアと矢が、風切り音と共に対象目掛けて奔る。

 私のスフィアを先頭に、矢がその後をピタリと追従し、それぞれのガジェット目掛けて突き進み光が瞬いた。

「久しぶりに合わせるけど、なんとかなるもんだね?」

「ふふ、そうだね。私としては吹っ切れてくれて何よりだー」

 遠くで時雨が、フフフと憎たらしく笑う。

 うるさいやい。気にしてるのは気にしてるけど……それでもだ。

 先輩が帰ってきたら……伝えなきゃなー……。

 あ、ヤバイ。思い出したら泣きそうになってきた。行けない行けない。切り替え切り替え!

 なんて考えてると―――

「え、なにコレ。揺れてる!?」

 空にいるにも関わらず、揺れているのを感じた。慌てて時雨の方を見ると、あちらも揺れに驚いてるのか、耐えるように周囲を警戒している。

 ふと、ゆりかごの上空から強大な魔力の反応を感じて、そちらに視線を向ける。

 空の一角に罅が入り、そこから灰色の魔力が溢れ出ている。罅から漏れ出す魔力は僅かにもかかわらず、全身の産毛が逆立つような。得体の知れない者が来ると本能的に察する。
 だが、あちらに行こうにも……空間に罅が入るなんて始めて見るような現象。どうしようも出来ない。対処の方法を知らない。

 空間の罅が増えると共に、空の……空間のかけらが落ちては消える。

 更
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ