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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第64話 話したいこと、閃く凶刃
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後ろから撃っていいよって言われてたけど。なるほどありゃ強いわー。今だってフェイトお嬢様を捌きつつ、砲撃躱してるし。
……さて、私もチンク姉の考えに賛同したし。動こうかなー。
「ねぇディエチ? チンク姉の負傷した件……気にしてたよね?」
「え、うん。だけどあれって、あそこの黒髪がチンク姉を倒しかけた所を、ヌルが助けたって聞いてるよ?」
あー……やっぱりかー。ノーヴェとウェンディも話すなって命令されちゃったし、言えなかったんだな。
ふむふむ。だけどディエチをこちら側に引き込んで良いものか今一判断に困るなー。クア姉と一緒に陛下の周りで調整してた時の事を考えると……うーん。難しいなぁ。
「……うん。そうだねー。さて、私はちょっとクア姉の所に行ってくるよ。思ってた以上に役に立ってるみたいだし」
「うん、分かった。私もここで頑張るよ」
「おー、頑張れー」
……しばらくは様子を見てから動こうかな。まだどう動くかなんてわかんないしねー。
それにしても、ドクターもこの戦いを観戦してるんだなって。小さいスフィアが幾つか周辺に浮いてるし。
――sideフェイト――
コレは……思ってた以上にキツイ。
今の響の行動は単純だ。普段の様な加速減速で翻弄するわけでもなく、一挙一動が全速力。撃ち込む攻撃も体の負荷を考えない全力の一打。
だからこそ、捉えづらく対処しづらい。
2振りの刀が響の行動を、攻撃を後押ししている。魔力強化を施さなくともバルディッシュのザンバーと渡り合える耐久力に、砲撃を斬り落とし霧へと変える。
きっと普段の響が欲しがった、全力でも折れない刀で、理想的な刀なんだろう。
そのせいなのか、普段の回避主体の行動よりも、刀で受けて、斬り合う方を選んでる。コレが操られた時の調整なのかはわからないし、響自身、まだ居合を隠してるはずだ。
あの時と同じように受けた時には……今度こそ本当に斬り落とされてしまう。
今はなのはと共に響と相対してるけど……あまりなのはには攻撃に参加しても、砲撃系を撃たないようにお願いしている。私もあまり魔力の使用を抑えないといけないけれど、響と戦ってそれをしたら墜されてしまう。
でもこのままでも良くない。だったらやることは1つだ。
鍔競り合いをしたタイミングで、大きく切り払ってお互いに距離を取る。
「なのは。私が響をダウンさせる。だから……」
「……私もって言いたいけど。無茶はしないでねフェイトちゃん? 花霞もフェイトちゃんが無茶したら止めてね? レイジングハート、花霞にタイミングの指示お願いね?」
「了解致しました!」『All right.』
私の意図を察してくれたのか、なのはが
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