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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第64話 話したいこと、閃く凶刃
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かうと言うプランだった。だけど……。
「だからだよ。駆動炉か玉座のどっちにいるかわかんねぇヴィヴィオ。もしかすっと片っぽ止めただけで止まるかもしれねぇし、片っぽ止めただけじゃ止まらねえかもしれねぇんだ。こうしてる間にも、外は危なくなってる。
それに響もガードに入ってるんだったら、あたしよりもお前らのほうが大変じゃねーか」
呆れたように話すヴィータ。だけどそれじゃあ……。
「アタシとアイゼンの一番の得意分野知ってんだろ? 破壊と粉砕。鉄鎚の騎士ヴィータと、鉄の伯爵グラーフアイゼンに砕けねぇものなぞ、この世にねぇ。一瞬でぶっ壊してお前の援護に行ってやる。
さっさと上昇を止めて、表のはやてに合流だ。
大体、お前らがあたしの心配なんてまだまだはえーよ。体ばっかり大きくなりやがって」
「「それは関係ないでしょう!」」
微笑みながら語るヴィータの言葉を聞き、なのはは心配そうな表情は変わらなかったものの……、コレ以上は説得も意味が無いと悟って、ヴィータを信じて任せる事に決めた。
「……うん。気を付けて! 絶対、すぐ合流だよ!!」
「あったりめーだ!」
――――
「……紗雪様の言っていた通りですね。何も無さすぎます」
「うん、まるで誘き出すようなそんな感じ。気味が悪いね」
ひょこっとポケットから顔を出す花霞の言う通り、既にヴィータと分かれて数分経過したけれど……未だガジェットにも、誰にも会えていない。
「フェイトちゃん。響と闘う時は……」
「分かってる。時間が少ないからね。きっちり2人でダウンさせよう」
……正直、響を抑えたいという気持ちは確かにある。だけど、このゆりかごの中にはヴィヴィオも居るし、スカリエッティも居る。なのははヴィヴィオの救出を、私はスカリエッティの確保をしないといけない。
だけど……。
「フェイト様、なのは様。前方に反応あり。主がそこに佇んでおりま……いえ、来ます!」
花霞が叫んだとほぼ同時に、通路を飛行してた私の上に影が出来た。視線を上に向けると、黒い和服にぼろぼろになった黒いマフラーで口元を隠し、冷たい視線を向けた響がそこに居た。
「フェイトちゃん!」
「ッ!」
斜め上から刀を二本構えてこちらに突っ込んでくるのを見て、迎撃態勢に入る。バルディッシュをザンバーへと切り替え、コレを迎撃。
稲妻をまとったバルディッシュを振り抜き、響を弾き返す。そのまま振り抜いた勢いで回転しつつ、なのはと息を合わせて。
「ジェット」「ハイペリオン」
「「スマッシャー!!」」
二人同時に砲撃を放つ。私は抜き打ち、なのははしっかりとカートリッジを消費して放った。
コレでダウンは取れないだろうけど、それでも
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