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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第64話 話したいこと、閃く凶刃
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。来いよ、
アーチェ
(
・・・・
)
!!」
頬が緩むのが分かる。
あぁ、やっと……呼んでくれた、って。
リュウキ、貴方が居なかったこの二年で色んな事があったんだよ。フーカとリンネっていう子が孤児院に来てからの毎日の事や、私が騎士になれるまでの事や、色んなお話があるんだ。
だから、だから!
「シュラァアアアアアアアクゥウウウウ!!」
彼の胸目掛けて、右の拳を突き出す! 何か壁の様なものに阻まれるけれど、関係ない! そのまま突き出す! 撃ち抜く!
刹那、拳を止めていた壁が消えたと思ったら、彼の胸から赤い宝石が現れ砕けて。そのまま―――
――side時雨――
なのはさん、フェイトさん、ヴィータさんという機動六課が誇る戦力3名を、紗雪の転移札の効果で中へと送り込んで……外にいる私たちはガジェットの迎撃に当たってる……んだけど。
「……本当に良かったの?」
「……うん。私じゃ逆立ちしたって勝てないし」
……そういう意味じゃないんだけどなぁ。だけど、人の恋路にあやをつける訳じゃないけど。
「……良い、この後どう転んでも、どうなろうと。帰ってきたら伝えなさいよ」
「……なんで? だって私は――」
「資格が無い。そうかもしれない。響が私達を繋いでたんじゃない。私達が響を縛っていたのかもしれない。だけどね」
彼女の隣へ移動して、その肩を抱き寄せて。
「……馬鹿。そんなに辛いなら、ちゃんと吐き出さないといけないじゃない」
「ッ……ゥ、ゥゥ!」
小さな声と共に彼女の頬は濡れていた。もう何年にもなるんだもんね、貴女の片思いは。
気にしなくていいとは言わない。こうなるということも分かってた。
病院で教えてくれたあの事を聞いてから、彼女の心はもう決まっていた、だけど……。
「……少し位なら私が代用出来るから、整理つけときなさい。
さぁ、ディーネ? 私達の役割を果たすんだ!」
『フフフ、了解。ちゃんと周りからは貴女達で戦ってるように見える様に誤魔化してるけど、そんなに長くは持たないわよ? 4人しか居ないんだから』
「了解、弾幕展開!」
ギュウッと抱いて、胸を貸す。今ぐらい泣かせないと行けないし。
……フェイトさん、後はお願いしますよ? 必ず響を取り返して下さいね?
――sideフェイト――
「一刻を争うんだ、あたしが単騎。なのはとフェイトがペアだろ」
「でもヴィータちゃん、独りでなんて……」
「そうだよ。紗雪の先行調査も完全じゃないって言ってたし……」
もらった情報を頼りに、当初の作戦は3人で駆動炉を破壊してその後、玉座へ向
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