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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第63話 開戦と凶報
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「んぅ、フェイトちゃんは相変わらず頑固だなぁ」

「な、なのはだって、いつも危ないことばっかり」 

「だって、航空魔道師だよ?危ないのも仕事だもん」

「だからって、なのは無茶が多すぎるの!」

 むーっと、納得行かない様子で、眉間にちょっと皺を寄せながらいうなのはに、思わず言い返しちゃう。だって、私以上の無茶をするんだもん。無茶を心配しないわけないじゃない。

「私が、私たちがいつも、どれくらい心配してるか」

「……知ってるよ」

「ん」

 今までとは打って変わって、優しそうで、それでいて力強い笑顔だ。

「ずっと心配してくれてたこと、よく知ってる。…だから、今日もちゃんと帰ってくる。私がヴィヴィオを連れて、フェイトちゃんが響を連れて、皆一緒に元気で帰ってくる!」

「ぁ、うん!」

 ……何でそこで響の名前を出すかな? ちょっと恥ずかしくなって顔が熱くなるのを感じて……他にも言いたいことあったのに詰まってしまった。

 ふと、私の隣にはやてが並走してきて、なんだろうと首を傾げる。

「せやんなぁ。響が居るかどうか分からへんけど……そこんところはどうなん、花霞(・・)?」

「え゛!?」

「花霞?」「何のこと、はやて?」

 突然の名指しに私も、胸ポケットに忍んでる花霞もビクリと反応しちゃった。でも何ではやてが? さっき出撃の時見られてたからその時に? 

「今さっきシャーリーから個別回線で連絡貰ったんよ。フェイトちゃんには花霞が居るから、響がいたら何とかなるって」

「……申し訳ございません。はやて様」

 風圧で飛ばされないように、胸ポケットから顔をだして、申し訳なさそうに頭を下げてる。不味い……このままだと帰れって言われたりしないかな?

「ええよ。事情も聞いたし。響が起きれない時に花霞が安全圏まで連れていけばええしね。本当は高速飛行に絶えれるようにしたかったけど、そこまで手が届かなかった……ゴメンな」

「いえ、動けるようになっただけでも感謝の念しか御座いません……です」

 ……うん、今ちょっと繋ぎが変だったような。まぁ、いいか……。

「フェイトちゃん、花霞は誰とでもユニゾンできて、一定の性能が引き出せる。万が一になったらユニゾンするんやで?」

「う、うん。花霞もそれでいい?」

「えぇ、勿論です。その為に防御系のデータは大量に仕込まれております」

 ちょっと緊張気味の花霞を撫でて、危ないからポケットの中に入る様に指示。

「ま、フェイト隊長も無茶すんなよ。一番前はあたしがきっちり抑えるからな!」

「うん! お願いね!」

 ギュウッと、バルディッシュを持つ手に力が入る。微かにだけど、もうゆりかごの近くまで来たの
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