暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第63話 開戦と凶報
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た人の声だった。
 だからはやてちゃん。あの人達はきっと敵ではない。だけど、味方というわけでもないかもしれない」

「せや。だからこそ、私達がしっかりとやるんや。イレギュラーばっかりやけど……」

 ふと、フェイトちゃんが左胸の当たりを抑えてるのが見えるけど……何や、緊張してるんかな? 私の視線に気づいたのか、ぎこちなく視線をずらしてるけど……なんやろ?  まぁええか。

「しっかりやろう!」

「おう!」

『アースラ、第二出撃ポイントへと到着しました。降下ハッチ、開きます!』 

 シャーリーの言葉に合わせて、私達の足元にあるハッチがゆっくりと開いてく。同時に風が吹き荒れることから上空に居ることがよく分かる。

 さぁて。

『それでは皆さん、出撃どうぞ!』

「いくよ皆! 機動六課隊長陣、出撃!」

「了解!」

 ハッチへ勢い良く飛び込んで、さぁ、やろうか!


――sideギンガ――

「さて、なのはさんとヴィータさんからのお墨付きを貰った訳で。
 改めて作戦の確認よ。
 私達は地上の部隊と協力して、ナンバーズの進撃阻止……なんだけど」

 ヘリの中で、各ナンバーズの進行ルートを表示される。

 1つは9番……いや、ノーヴェと、ウェンディ。そして、12番の子の三人体制。こちらは既に食い込んできてる。

 1つはチンク。飛行型ガジェットに乗って別ルートからの進行。

 この2つはまだ止められる。私自身チンクに用があるから。だけど一番の問題が……。

「3人組は私達で、単独で動いてるのは……ごめんなさい。ギンガさんに」

「うん、気にしないでティアナ。私も彼女に用があるから」

 申し訳なさそうにこちらに視線を向ける皆に笑って応える。甘い考えかもしれないけれど……もしかするとそこまで悪いことになるとは思えない。それに―――

 いや、止そう。これ以上は希望がすぎるもの。
 
 けど、それでも問題なのが。

「一番危険で、問題なのがこの二人組。3番と7番の二人組。これはフェイトさんと交戦してたけど……距離がありすぎる」

 悔しそうに進行ルートを見ていると。他の2つと違い、明らかに違うルートからの侵攻。

 もう間もなく降下ポイントに到着というこのタイミングでは……あまりにも時間がなさすぎる。その上、彼女らを指揮する子も、召喚士の子もどこかに居るはず。それも探さないといけないのに……。

『……え!? な……確かに居るけど。わかった。ティアナー、直通通信を繋ぐねー』

「え、このタイミングで? 誰?」

 アルトさんが慌ててるなーと考えてたら、私達の前にモニターが開いて……。

『よう』

「……ハァ!?」

 あまりにも予
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