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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第63話 開戦と凶報
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ここに居ない彼らのぶんも必ず!』

 モニター越しにグリフィスくんが敬礼を行ってる。煌達が消えたことを隊長陣以外ではグリフィスくんには伝えた。話を聞いた時、悲しそうに顔を伏せとった。そして、彼らがいたから六課の被害は抑えられて、自分たちはアースラに乗り込むことが出来たと言ってた。
 そして、何より悔しい負け方をしてるのも知っとるし、目覚めるまで皆御見舞にもずっと行っとったしね。

 だから、私も彼らの分までしっかりせなね。

 気が付けば降下ハッチのある待機室の前まで来とった。そこには既に私以外のにアースラに残っていた前線メンバ―全員がそろっていて、皆の顔をもう一度見渡して……。

「みんな待たせてごめんな。八神はやて、ただいま到着や」

「これで全員そろったね」

「アタシ達の準備は完全に済ませておいたよ」

 皆が力強く返事をくれる。直ぐに作戦の確認を行うためにデータを展開して確認を取って。後はポイント到着まで待機。やけど……その間にや。

「皆に話さなアカンことがある。震離の事やけどな」

「……うん。さっきの通信の最後、あれ震離だったよね?」

「あぁ、ノイズ混じりで何言ってんのか聞き取れなかったけどなー」

 直接の上司2人が不思議そうに顔を見合わせる。フェイトちゃんも要領を得ないようで、首を傾げとる。

「……実はな。クロノくんからの連絡でな。震離、死亡したって連絡受け取っててな。震離の切断された右腕が見つかって、その近くに背丈が同じくらいの遺体があったんやと」

「ッ?!」

 皆の表情が凍りついた。せやけど。

「まだあの子が生きてると断定出来たわけやない。だけど、このタイミングで介入出来たのは。六課にだけあの内容の通信を中継出来たってことは、震離がやったことやと私は思いたい!」

 突然の何者かの通信。あれは六課にだけ聞こえるように通信を中継されてた。実際クロノ君達も誰かが更に割り込んだ所までは聞いてたけど、その会話の内容までは聞けなかったそうやし。 

 だから!

「機動六課の全員が戻ってくる為に。未だに帰ってきてない子達にちゃんとおかえりって言うために……皆、力を貸して欲しい」

「勿論だよ」

「当然だ!」

「震離とお話するの楽しみってアリサちゃんもすずかちゃんも言ってたんだ。しっかり帰ってこさせないとね!」

「せや! ……え、いつの間に震離ってあの2人と仲良くなって……あ、だから月村家のメイド服持ってたんか!?」

 今更知った事実に驚いてると、皆が笑ってくれた。そんなつもりで言ったわけや無いんやけどなー。

「……あの宣戦布告した声も、いつか遺跡で見た流と同じ顔の人と同じトーンだったし、キュオンって人も、この前六課に突っ込んでき
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