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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第63話 開戦と凶報
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「うん。タイミングが合わなかったから良かったけど。本当は今回の出撃を見送ろうかなって考えてたんだよ?」
「……勝手に私がやらなきゃ、倒さないとって」
「うん。そんな状態で無茶な戦いをしたら、今度こそ取り返しがつかなくなっちゃうかもって。
だから、ギリギリまで悩んだんだよ?」
ティアナの時とは違う、自分の無力さに、誰よりも後悔してたもんね。
「勝手に思い込んで、無理を重ねて……思ってしまってたんです。皆の代わりに取り返さなきゃ、やらなきゃって」
涙を溜めて、必死に堪えてる。そうだよねギンガも目の前で連れて行かれて、届かなくて悔しくて。
「本当は私もゆりかごに行きたかったんです。でも、アーチェに言われました。自分たちに出来ることをしようって。
だから、フェイトさんや、なのはさん達が行くのなら。もう……心配はないって」
声が震えてる。行きたくて行きたくて仕方ないだろうに……スバルもその気持ちが分かるのか悔しそうにしてる。
「だから、私の心配は無いです。今はなのはさんとヴィヴィオのことが」
グッと拳を握るギンガ。うん、だけどねギンガ。
「……ありがとう、ギンガ。でも大丈夫だよ。一番怖いのは、現場に行けないことだったんだけど、八神部隊長がそこをクリアしてくれた。現場に行って全力全開でやっていいんだったら、不安なんて何もない。ヴィヴィオも響も大丈夫。私達がきっと助けてみせる。だから、心配ないよ」
「はい!」
コツンとギンガの拳と、私の拳をぶつける。ふと、スバルの方を見ると……。
……いいなー。
と、副音声で聞こえた気がするので、スバルの方にも拳を向けて。
「スバルだって、うちの自慢のフロントアタッカーなんだからね。相棒と、マッハキャリバーと一緒に、負けないで頑張ってきて」
「はい!」
コツンと、スバルとも拳をぶつけ合って。笑顔で2人を送り出す。
さぁ、私もしっかりとしなきゃね。
――sideはやて――
「八神部隊長、陸戦部隊の搭乗したヘリの出撃を確認、作戦ポイントへの移動を開始しました」
「了解や……それじゃあポイントにつき次第私達も出発やな」
一通りの準備を終えて、降下ハッチへ向かう。移動してる間にもアルトやルキノ、シャーリーからの報告が次から次へと流れ込んでくる。
当然や。アースラはゆりかごに対して接近を続けとる。クロノ君からの通信で報告を受けた話によると、戦艦ではアースラのみがゆりかごが衛星軌道上に到達する前に接敵出来るらしい。私達の……機動六課が遅れたらそれだけ不利になってまうという事。
「グリフィス君、私が外で頑張る間の指揮は任せる……頼むで?」
『了解です。完遂してみせます!
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