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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第63話 開戦と凶報
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そうにそう告げる。困惑するような、何処か安心してるような、そんな顔。
そして。その誰かの近くまで行く。遠目で確認出来た内の1人は白いロングコートに、二丁の対物ライフル。その人物の少し離れた隣には、青い袴の弓道着と、身長の二倍はある和風の見た目の弓を持った人物の2人が居た。
だけど、あの後ろ姿って……。
「あの2人ですね。だけどあのデバイスの皆様達は……
懐かしい
(
・・・・
)
ような、なんでしょう?」
「それは……分からないけど。ちょっと加速するよ。ちゃんと入っててねー」
顔を出してる花霞をポケットへ避難させつつ、その2人へ一気に接近して。
「……何してるのー?」
「へ、斥候で出した子の帰還……待ち……で」
ニッコリと笑って声を掛ける。振り向きながら応える白いコートの……奏は徐々に顔を強張らせて。
「あ、通りすがりのガンナーですぅ!」
「同じく通りすがりの弓兵ですぅー」
「そんな雑な言い訳通用するかいな。どこのさ○ま御殿や?」
私たちに気づいた奏と時雨が、目元を隠すように顔を逸らすのをはやてが叱る。
「あんたらはもう……今まで何してたん!? 心配したんやで?」
「……話せば長くなるんですが……さっくり言えば不服だったので勝手に出撃しようかと。早い話が私のせいです」
「いえ、奏じゃなくて色々考えたのは私です。もっと言えば唆したのは私なんです。処罰するなら私を!」
二人して庇い合ってる。私も心配してた。
だから、奏の手を取ってこちらを向かせてから。そっと抱きしめて。
「心配してたんだよ。私があんなこと言ったから居なくなったんじゃないかって」
「……ごめんなさい」
心から安心する。だって、後味悪い別れ方をした私にも非があるけど、こうしてまた会えたんだから。
「……ところで斥候出してるって、中に入れたのか?」
「いえ、こっちに到着した時三人で打ち込んで空けた穴から紗雪に入ってもらったんです」
「……はー、くの一やって聞いとったけど、凄いやん」
「えぇ、本当に。既に突入して10分です……何か掴めてたら……お?」
向こうでヴィータとはやて、時雨の三人が会話をしてる。少し離れたところでなのはが寂しそうに迎撃してるのはちょっと申し訳ないけど……情報交換って大事だからね、ほら。
不意に、時雨の胸元が淡く輝き出したと思ったら。
「最っ悪な展開……に……って」
「お、紗雪ーおかえり」
転移してきた紗雪とはやての目が合った。しばらく間が開いたと思ったら。
「と、通りすがりのニンジャオタクですー!」
「もうええから」
はやてのツッコミを貰いながら狼狽えてる紗雪。その格好は黒い
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