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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第62話 宣戦布告
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所にも発生する。そして地面を持ち上げるように地下から巨大な戦艦のようなものが空中へと迫り上がり、森が大地が溢れ落ちていく。
『旧暦の時代、一度は世界を席捲し、そして世界を破壊した古代ベルカの悪魔の叡智。見えるかい? 待ち望んだ主を得て、古代の技術と英知の結晶は今その力を発揮する!』
「っ……ヴィヴィオ!?」
今度はスカリエッティが映っていたモニターの表示が切り替わったかと思うと、玉座のような椅子が映し出される。そこには玉座に向けてケーブルらしきものを繋がれたヴィヴィオが手足を拘束された状態で座っており、涙を流していた。
『ママァ……っ!?』
ヴィヴィオが呟やいた。なのはちゃんから声にならない悲鳴が上がり、それと同時に王座に繋いであった装置が起動しだした。
『怖いよぉ、痛いよぉ……! ママ、ママァ!』
「くっ……!ヴィヴィオ……」
画面越しに、ヴィヴィオが助けを求めてるのに、何も出来へんのがこんなにも辛い……私達でコレや。ママだと慕われている2人はもっと辛いやろう……、下種にも程がある……ッ!
『旧暦の時代、一度は世界を席捲し、そして破壊した。古代ベルカの悪魔の叡智……さぁ、ここから夢の』
『破壊はしてないし、悪魔の叡智だ? 冗談じゃねぇよ三下』
突然ノイズが奔ったと思えば、スカリエッティとは違うモニターが展開された。画面は潰れて声しか聞こえない、だけどこの声は……。
『おっと、こちらからの一方通行とは言え……誰かね君は?』
『ハハッ、名前なんてとうに捨てた身だ。強いて言うなら……なんて名乗ったらいいか、
キュオン
(
・・・・
)
?』
『私に振らないで下さい。ほらほら、コレ急がないと直ぐ切れてしまいます。そんな事より速く要件を済ませて』
……何や? 黒い画面の向こうで、どっかで聞いたことあるような無いような……何が起きてるんや?
『まぁいいか。どうせそちらに行くんだ。その時でいいだろ……さて、ゆりかごを目覚めさせた愚か者どもよ? 警告は既に為されてた筈だ。だから言うがその前に。不殺の誓いを建てた身故、命は救おう。
だが、貴様らは既に
我ら
(
・・
)
を怒らせた。
オリヴィエ様、そして、ヴィヴィアン様の写し子を使い、あまつさえゆりかごを目覚めさせた事。只では済まさん。ゆりかごを打ち砕く。コレは脅しでも警告でもない。既に決まった確定事項だ』
ゾクリと背筋が凍りつく。声は間違いなくあの子のものや。だがコレは……。
『ふ、ふはは、ふははははははは! 面白い! やってみろ! 私達の夢の始まりを止めて見せろ! ははははははははは!』
ブツリとスカリエッティ側が途切れた。だけど……。
『はぁ。最悪だコレは……通信は終わり? そっか。で、どうす
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