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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第62話 宣戦布告
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です。
 シャッハさんや、ロッサさんと一緒にスカリエッティのアジトを探しているんですが……もしかすると響と紗雪を倒したと言うアンノウンに遭遇したら、ということを考えたら、とりあえず映像だけでも確認しようという事になった。
 
 ……うん、あれ。シャッハさんなら、ワンチャンスあるかなー。私やロッサさんだと駄目かなーって。
 元々響とアンノウンには因縁ありきだったから、あの場でタイマンと言う流れに持っていけた。
 アグスタの頃から、変な防御あるというのは聞いてたけども、それ以上に動きを見切っていることが恐いなと思う。
 ただ……響にアンノウンをお願いして、ウェンディとノーヴェと、そのちっちゃいお姉ちゃんの三人を相手取れたかと聞かれれば……無理だったと断言できる。
 まず、私の負傷が思ってた以上に深かった事と、ギンガだけを……文字通り生きていれば良いという状態まで削られる恐れがあった。
 
 そういう意味では、私達を転移させた判断は間違って無かった。
 唯一のミスがあるとすれば、返しの一手で勝ちに行こうとしてしまった事なんだけど……あれは責められないんだよ。
 しかもあれって、勝ちに行こうとしたというより、流れを変えようとしたんじゃないかなーって。
 
 まぁ、それは置いといて……折り返しが遅いわー。
 
 絶対に、いや確実にギンガは気に病んでるだろうから、少し話でもと思ってたのに……個別メッセージにも反応しないし、そもそも既読つかねぇし。
 
 唯でさえ……唯でさえ、他の同い年同盟が軒並み行方くらましてんのに……最近できた友達が冷たいんだ……。
 
 なんて考えてたら。
 
『……どうしたのアーチェ?』

「……わぉギンガ久しぶり!」 
 
 突然過ぎて、一瞬反応遅れちゃったよ。でも、久しぶりに会えた事に喜び半分、やっぱり思い詰めていたんだなと直ぐに分かってしまった事。
 
 だから話をすれば――
 
 ――――
 
「だから1人で勝てると思い上がらないでって言ってんのさ!」

『少なくともあの時私が足を引っ張ったからこの結果になったんでしょう!』

「それ言ったら負傷した私が悪いんだよ。ギンガの理屈だとそうなるよ! 自己犠牲ぶらないでくれますかぁー?」

 まぁこうなるよねぇって。
 分かってたから躱す方向に向かってたはずが……駄目だなぁ私は。
 皆だったらうまく話を持っていけたんだろうけど……違う、私がやるんだ行くぞオラァ!

『ちが……でも何方にしろ狙われた私が……私が』

 あと一手だったみたい。気合入れたのが空回っちゃった。 
 
「あのさ。そっちでどう分析したか分からないけど。正直私が負傷しても無くても……あの状況は詰んでたんだよ」

『……え?』

 
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