暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第61話 貴女のせいではないんだって
[9/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いんです。気にしないで」

「失礼ですが……人ではないというのは、どういう?」

「文字通り人ではありませんよ。私もあの人(・・・)も」 

 キラリと赤い瞳が悲しく光ったように見えた。私と違って真紅の様に赤い瞳。

 でも、それは一旦置いておこう。もしかしてこの人はあの2人を……。

 そこまで考えて。

『すまんフェイトちゃん。シグナムやヴィータ、シャマルにも手伝ってもらって調べてるけど5人共行方が掴めへん』

「え、あ、了解」

 突然の連絡に驚きながら、一瞬気を取られてる間に、目の前からあの人が消えていた。

 ――――

 一旦、マリ・プマーフと遭遇したことは伏せることにして、直ぐに本局へ、はやて達の元へと戻り。情報を整理する。

 私が最後に会ったあの日に時雨と紗雪が目を覚ました。そして、その次の日には煌と優夜も目覚めた。そこまでは喜ばしい事だ。だが、その日の内に病院に1つの要請が来て、明日の午前中には5人を退院させると連絡が来た。
 病院側は勿論拒否。だが、院長の元に令状とお手紙が1つ届いてから事態は一変した。

 院長自ら退院手続きを取ったと、聞き込みを行ったナースさんは言った。

 そして、私が行ったわずか数時間前に彼女らは何処かへ行ってしまった。コレに対して院長はそう指示をうけたから応じただけだと、詳細を話してくれない。それどころか何処か怯えたようにも見えたらしい。

 コレを受けてはやては。

「……最悪や」

 本局の六課の皆へ与えられたスペース。その中のはやての部屋で皆がそれぞれショックを受けている。

 ヴィータは特に怒ってるようだった。このような事態の中で、響とヴィヴィオが連れていかれて、流も震離も戻ってきていない中で、何処に行ったんだって。

 だけど……何で、このタイミングで……。

 そこまで考えて気づいた。


 私が……追い詰めた?


 思い返せば奏は……いや、奏()辛かったはずなのに。私を気遣った……それだけじゃなくて、ギンガの責任さえも受け止めて、解いてみせた。
 エリオやキャロだって、励まして……、だけどあの子自身から一言も聞いてない。

 だから、あれをきっかけに何処かへ消えた? 

 

 ――sideマリ――

 ハラオウン執務官から聞いた情報を頼りに、教会の書庫へ潜入、加えてデータベースを漁るも……まだゴタゴタしているからか、更新は加えられていない。
 
 少し妙だ。管理局地上本部が落ちたのはわかるが……コチラもゴタゴタするのはおかしい。
 しかも、更新されて……意図的に消されているようにも見える。
 
 ……だとすれば、まだ何かが――
 
 真剣の様な鋭い殺気を感じ、端末か
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ