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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第61話 貴女のせいではないんだって
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に
誰か
(
・・
)
が奏達の退院の許可を下していると突き止めたが……病院関係者には管理局からの令状しか届いていないため、誰がそれを許可したのかわからないそうだ。
だから今度は、奏達に接触した人物の特徴を聞く方向へシフトした。
その連絡をしている内に、彼らの住む場所へと着いて。誰かがいるのが見えて……。
「奏!」
車から降りて駆け出す……がすぐに足を止めて。そこにいる人を見て驚いた。
修道服に、拘束着の様に赤いベルトを巻きつけた、赤みがかった金髪。以前流がロストロギアに取り込まれそうになったときに現れた……。
「マリ・プマーフ……なぜ、ここに?」
「……あら、まぁ」
ぎこちなく笑う彼女を見て、直ぐに防護服を展開。バルディッシュを構える。
だけどそれを見て、ため息を吐いて……。
「交戦の意思はない。私はただここにモノを取りに来ただけです」
そう言うと何かが入った紙袋を掲げるように目立つように見せる。だけど……。
「ここは個人の家だ。何故貴女が出入りできる?」
「借りたから。ほら」
そう言って懐からカードキーを取り出す。だが、何故……借りたと言っても、誰から?
響はそもそも今連れ去られているし、奏達は行方が分からなくなってる……後は。
そこまで考えて、最悪な予想を立てる。
「まさか、震離から奪ったものか?」
「違う……って言っても信じないでしょう? ならそれでいいわ」
震離の名前を出した時に一瞬反応したが、すぐにおどける。
「これ以上彼らから何も奪うな!」
思わず叫んでしまう。それまで興味がない素振りだったのが一変して。
「……それはどういう事? 地上本部が落ちた事は
今日
(
・・
)
知った。それと同じくして近隣の部隊が落ちたことも。まだ、判断するには情報が足りなさすぎる。だがそれでも……彼らからというのは、何かあるの?」
困惑したような表情を浮かべる彼女を見て、一瞬戸惑う。よくよく考えれば、彼女はロストロギアを持ち出したと言うだけで、あの日流を助けに来たようにも見えた。
コレははやても同じ意見だった。必要以上に大事になってしまったことだと気にしてたし……。
でも。
「……機密につき話すことは出来ません」
一般には響が連れさらわれたという事は公表されていない。だから言えない……けど。ある意味コレは回答だ。
「……そ……うなの」
「ッ」
ポロポロと瞳から血涙を流す。思わず慌ててしまうけど……それに気づいたのかこちらを向きながら、手の甲で涙を拭うけど、血がついていないのが不思議だった。
「あぁ、ごめんなさい。私は
人
(
・
)
ではないので……普通に涙を流すことが出来な
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