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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第61話 貴女のせいではないんだって
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けど……。

 それ以上にあの日の私は普通であろうとしたのに、結局普通を演じきれなくて、仕事の時の私を出してしまった。

 だからこそ、奏が何も言わないで納得したことが……辛くて、悲しかった。いっその事怒ってくれたら良かったのに。

 だけど……明日にはシスターシャッハやアコース査察官が東部森林地帯へと踏み込む。査察官曰く、かつてゆりかごがあったかも知れない場所。ここの捜査の許可を得るために時間がかかり結果明日まで持ち越してしまった。

 私も調べてたけれど……恐らくスカリエッティのアジトがあるとしたら、ここにあるかもしれない場所。

 騎士カリムの予言にあった。聖地よりかの翼が蘇る……それがゆりかごだとしたらと言う推測故の捜査だ。もしコレが当たりだとしたら……。ここから追跡戦が始まったらと考えると、その前に挨拶をしておこうと思って。

 私は病院を……いや、奏達がいる病室の前まで訪れた。奏に伝えたい事があるし。花霞が融合騎になったこと。奏と震離のデバイスが完成間近だということ。

 奏や皆の分まで、想いを背負って戦うってことを伝えたくて。……でも、最後の別れ方が別れ方だから……凄く気まずいし。

 ううん、それは私のせいだ。軽く深呼吸をして……よし!

「奏ー、ごめんね。今日まで来れなく……て……え?」

 扉を開けて思ったのが、電気が点いていない。今日は天気が良いとは言え、扉の近くは若干薄暗いから何時も点いてるはずだ。次に目が入ったのが奥のベッドに、シーツも何も掛かっていないこと。
 それにともなって、真ん中のベットも掛かっていない、そして奏がいるはずのベットも……。

「な……え?」

 直ぐに扉を締めて、入院患者のプレートを確認する。確かに名前は三人分ある……。

 まさかと思って、後2人の病室へと急ぐ。途中ナースさんの注意を受けるけど、それでも駆ける。見えたと思ってノックもせずに扉を開けて……膝をついた。
 
 この部屋にも居るはずの、眠ってるはずの2人が居ない事を分かってしまったからだ。

 近くのナースさんを呼び止めて話を聞いて、更に驚く。

 お昼前に5人共退院手続きを取ったんだと。それも管理局からの指示があったからと。直ぐにはやてとなのはに連絡を取って事情を説明して。直ぐに驚いたような表情をした。

 なのはは六課の皆に彼女らが来ていないかの確認。はやては直ぐに病院へ確認して。私は直ぐに車へ乗って、彼らのミッドのお家を目指した。聖王教会系列の病院だから、割りと直ぐ近くに家があるし、行ったこともあるから直ぐに向える。

 その際2人から連絡を貰った。なのはからは本局のアースラの付近では見かけていないということ。そのまま直ぐに本局へ来たことを確認すると。はやてからは、確か
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