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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第61話 貴女のせいではないんだって
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かロッサから直接聞くとは……全く」
目の前で頭を抱えるシャッハさんを、ベッドの上から睨みつける。
この人達ってば酷いんだ。私に黙ってかちこむ計画を立てていたんだから。だから、しばらく来れないって言うシャッハさんに直接言った。私もついていくと。
「ダメです。あなたの怪我は軽いものではありません」
「軽いものです。皆に比べればかすり傷程度のもの。すでに治癒魔法である程度回復してますし、動けます。
シャッハさんの機動力には及ばなくても破壊力だけなら、あなたよりも遥かに上だと自負もあります。何より……コレでも騎士の端くれです。己の身くらい守ってみせます」
眉間に皺を寄せるシャッハさんを、睨む……と言うより、その目をジッと見つめる。そのアジトに行けば私の想い人の情報が有るかもしれないという期待と、何より。
「あの時負傷しなければ、六課の緋凰……いえ、響は連れ去られることは無かったはずです。そして、六課に所属してる奏たちの出撃を禁じたんでしょう?」
「な、アーチェ、何故それを?」
皆が動けないのならば、私がやり返す。あの時も、今回も……私は見てるだけだった以上。皆の代わりに私が引導を渡して決着をつけるだけだ。
……それが終わってから、ギンガに話を聞くことだって出来る。
まだ何も話せてないんだ。体のことだって、あんなタイミングで知ってしまって、何も言えてないんだ。
「とにかく! 誰に何と言われようと私も行きます。置いていった場合は……アコース査察官は変態って言いふらします」
「もっと他のことにしなさい!」
フッと表情が和らいだのを確認して、こちらも一息。
「……わかりました。出発する時には必ず声を掛けます。三人体制で出ますが……さっきの件、言ってはいけませんよ?」
「勿論、言いませんよ。だけど……何故? 奏はもう起きたと聞いてますが?」
了解を取り付けたのでこっそりガッツポーズを取りつつ、気になったことを聞く。まだ4人は目覚めてないのは知ってるけど、奏位なら出撃できるはずじゃ?
「……あなただから言います。以前ここに来た男の子? を覚えてますか?」
「えぇ、響と震離と流。あの子が?」
凄く言いづらそうにするシャッハさんを見ながら首を傾げる。何かあったのかな?
「先日、叶望震離の生存がほぼ無いということがわかりました」
「……は?」
……まって、えーと。シャッハさん。生存がほぼ無いって……え? 何で?
「彼女は流の付き添いとして、機動六課の特使として出向きました。特殊鎮圧部隊という場所へ」
「……そ……れが何ていう部隊、なんて知りませんし興味もないです。だからって、それが何故?」
声が震える、喉が渇く
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