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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第61話 貴女のせいではないんだって
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めんなさいッ」
わんわんと涙を流して泣きじゃくるギンガを抱きしめる。
ずっとずっと、大声を上げるギンガを、ギュッと。
――――
「いやー、ギン姉も人だったー。良かったー」
あははと大口で笑うスバルの横で、ギンガが恥ずかしそうに顔を覆ってる。まぁ、妹の前であんなに大泣きしたことなんて始めてだろうしねー。
「まぁ、人それぞれだよ。仕方ない。第一泣かした時点で響が悪いし」
はぁ、とため息が漏れる。大体あの人が捕まらなけりゃこんなにややこしい話になることは無かったんだから。
ポットからお湯を注いで紅茶でも飲もう。病院の備え付けだからあんまり美味しくないけど……。まぁ仕方ない。
「でも奏? 怪我は本当に大丈夫なの?」
「うん? あぁ、へーき。凍りついたとは言えど、それだけだもの。不意打ち食らったとは言え……次は勝つ」
ティアが心配そうに聞いてくるのを、笑顔で返す。大丈夫。次はきっと私は勝つ。当たるかどうかは別だけどね。
あ、そうだ。
「ギンガ。私の分も仕事片付けなくていいよ。無理は禁物だよー」
「……でも」
……まーだ気にしてるんだね、この子は……。
「そうだよギン姉。今無理して、ヴィヴィオと響を取り返すときに動けなくなったらダメだよ! 最近ギン姉。ご飯のおかわりも何時もより三杯も少なかったし、いざってときに動けないのはダメ!」
……三杯もって。もって何さ? ちらりとティアの方を見て……。
ふいっと目を逸らす。キャロの方も同じく。目だけ逸してる。
唯一エリオだけは最近少なく頂いてますし、心配ですって言ってるけど……マジか。
え、ていうか待って。この子たち、あれだけ食べてるのに何で身にならないの? おかしくない? 私なんて夜お菓子食べたらちょっと体重増えるのに……。コレでもカロリー制限して過ごしてるのに。何ていうか、ずるいなぁって。
「最近ずっと詰めてたからね。だけどもう平気。しっかり食べて、しっかり頑張る。奏達と一緒に取り返すために」
顔を赤くしたままだけど、ニッコリと笑顔を見せて言うギンガをみて。ホッと一安心。コレでもう……大丈夫だと思いたい。
さぁ、後は私は体を動かせる程度まで回復させなきゃねー。
ガチャリと扉が開いたのが見えて、入ってきた人と目が合い頬が緩むのが分かる。だってそれは―――
――sideアーチェ――
「……私の意見としては貴女には安静にしてもらいたい。ですが、きっと聞かないでしょう?」
「無論です。ロッサさんから話を聞きました。近いうち2人でスカリエッティのアジトっぽい場所にかちこむと」
「かちこむなんて言わない。迂闊でした。まさ
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