暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第61話 貴女のせいではないんだって
[11/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
たらずとも遠からず。どんぴしゃって反応じゃない。ということは、騎士カリム嬢とは違う所か。
だとすれば、他にも重役の騎士で、管理局員は……何人かいるが。どれもそこそこ若かったはず。
それを省いて且つ、このクラスの人を下に置けるのは。
「……あぁ。ラー君達のおつかいかな? あの子ら元気かな?」
「……」
あぁ、空気が変わった。大当たりだなこれは。
「まぁ、それ以上もそれ以下も無いよ。知り合いの子が被害を受けたって言うから調べただけだよ」
パン、と胸の前で拍手を一つして。マリ・プマーフとしての見た目から、普段の私。キュオンの姿へと戻して。
「知り合いの子? 貴様と接点はほぼ無いはずだが?」
「あるんだなこれが。その縁があったから助けたよ。ほら、あの鏡の件」
「……どういう繋がりがある?」
「言ったところで信じないでしょ? あの子の親と一緒に戦ったって言ったってさ」
更に視線が鋭くなる。間違いなく思い描いてる子は一緒だ。
……攫われたとなると、今後が怖いな。私もまた戻るし……よし。
「それに、知らないだろうから一ついいこと教えてあげる。
あの子の父親について」
「……調べても出てこなかったものを、お前が知っていると? なんの冗談だ?」
「冗談じゃないよ。だけど、その人は苗字を捨てて一緒に戦う道をとった。大切な妹とも別れてね。
あまり有名所じゃないけれど、アナタ程なら知ってるでしょうし。
■■■■。その一族とあの子の血を照合してご覧? ほぼ一致するだろうから」
「……冗談にしては笑えない、が。今ここで捉えれば、細かく聞けるだろう……おとなしく捕まれ」
「断る。それに、それが事実だとしたらどういう事になるか、わかるでしょう? これはお願いですよ?」
再び拳を眼前に構えるメイドさんを見据えつつ、コチラも……いや、この人の風貌で思い出した。
この人か。
サト
(
・・
)
が世話になってた人と言うのは。
ならば。両腕に魔力を纏わせて。
「サトに免じて、あまり騒ぎは起こさず去ろうかな。じゃあね、楽しかったよ」
「サト……? 待ちなさい。あの子のことを知って―――」
自分の体を抱きしめるようにした直後、私を粉砕した。
――――
「……ふぅ、驚いた。まさかあんなところでバッティングするとは」
パタパタと、適当な場所で再生して息を整える。
……整えるなんて、久しぶりだな。やっぱり落ちてる。
「フフ、この感覚を嬉しいと思える日が来るなんてね。さぁ、お届け物をしましょうか。
まだ、最後の譲渡は終わってないみたいだしね」
転移魔法を起動して、思い描く世界
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ