『ルイズが召喚したのが、イワークだったら?』
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ルイズのイワークは、ゴツゴツしており、たぶん年齢的にはまだ若いと見られた。
100年地面の下で生きていると、ハガネールという個体になり、身体の成分がダイヤモンドと相当のものになるのだとか。
き…気が長い!っとルイズは思った。100年だなんて…っと。
あ、そういえばっと、シエスタは言う。
ある条件を満たすと、100年せずともハガネールになるのだとか。
だが、その条件は分からないと言われた。
もしかしたら故郷のタルブある、曾祖父の遺品にそのヒントがあるかもしれないと言われたので、いてもたってもいられないルイズは、休みの届けを出し、イワークを連れてシエスタの故郷へ向かうことにしたのだった。
シエスタの案内でシエスタの家を訪ね、倉庫に収められた彼女の曾祖父の遺品を見せてもらった。
古い日記があり、開いて見たものの、見たこともない文字で書かれており、シエスタの家族によると彼女らの曾祖父に当たる人物は、元々は余所から来た不思議な人物だったのだとか。
丸いマジックアイテムから巨大なイワークを出し入れし、自在に操り心通わせていたのだとか。
はて?っと気がつけば、イワークがタルブ近隣に住み始めたのは、シエスタの曾祖父が住み始めてからだと理解できた。
他にヒントになる物は無いかと漁ったところ、メタルコートと書かれた変な金属物を見つけた。
そういえば…っと、シエスタの祖母が思い出したように言う。
イワークの進化形であるハガネールを、シエスタの曾祖父がかつてイワークと共に飼育しており、曾祖父亡き後、他のイワークと共に近隣に住み着いたと。
イワークの寿命を考えると、もしかしたまだ生きている可能性があり、もしかした、ボスとして君臨しているのではと。
結局、ハガネールになるためのヒントは、得られなかったと思うルイズだったが、シエスタの厚意でメタルコートをもらい自分のイワークのもとへ戻った時だった。
ルイズが手にしているメタルコートを見たイワークは、パクッとメタルコートを咥え、奪った。
そしてそのまま地面に潜り、姿を消してしまった。
ルイズが制止する暇も無くいなくなってしまい、ルイズは焦った。
そして少しして、イワークの巣になっている岩山の方で、ピカッと何かが光ったような気がした。
やがて、ゴゴゴゴ!と地響きがして、イワークを超える白銀の巨体が現れた。
イワークと違い頭が平たくデカい。
ハガネールだ!っとシエスタの祖母が驚いた。
これが?っとルイズが見上げていると、ハガネールは、金属で出来ていて動かないはずの口の端をあげて笑った。
そして鼻先
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ