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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第60話 敗戦と次への決断を
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いと現地の管理局員が調べた所、中には拷問を受けたように酷い損傷を負い、燃やされてしまった遺体の数々。
その中に唯一原型をトドメていた腕が……よりにもよって震離と一致してしまった。流の方は未だ見つかっておらへんけど……。
それでもや……。
「何であんないい子たちが……なんでや?」
こんなに悲しいのに、涙を流さない自分が嫌になる。未だに生存の可能性が有るとは言え……惨状を考えると限りなく低いということが分かる。
流も震離もいい子やということは痛いほど分かる。こう、ストレスがたまった時はいっつも震離と流の写真を交換し合ったりしたし、冗談を言い合っとった。
あの子が人付き合いが苦手やということは、はじめから気づいとった。笑っとるのに、何処か距離があるのも分かってたし。そして、あの2人が恋をしてることも知っとった……。せやけど現実はこれや。
あの命令もおかしいということを分かっとったのに、あそこで2人を送り出さなければ……きっと。
流やって……ヴィヴィオの兄の様にぎこちなくても一生懸命接してたのも分かる。せやけど……六課に来てからの流を考えると。痛い思いしかさせてないのではと考えてしまう。
アグスタの時も、ヴィヴィオを保護した時も、教会から預かったロストロギアを封印した時も、決まって辛い思いを、決して軽くはないケガをさせてた。
……最悪やなぁ。私の采配は……。皆に辛い思いしかさせてへんのやから……。
――side奏――
あれから一夜を過ごして。朝一番にはパタパタと集中治療室から一般病棟へ移動となった。恐らく他に使う人がいるからだろうとかってに納得した。
一般病棟に移動して同室の人の顔を見て驚いた。紗雪と時雨がそこで眠っていた。既に襲撃から4日目だと言うのに未だに目覚める気配が無いとの事。
そんな2人を見ながら、昨晩のフェイトさんの話を思い出す。
現在の機動六課の隊舎の代わりに。時空航行艦アースラに移すことになったと。これからの事を考えると移動できる拠点が欲しいのと、アースラは艦予定なんだから破損してもそう咎められる事も無いと。
そして、今回の襲撃を受けて地上本部は本局の介入を拒んでいる。まぁ理由は分かるんだけど……それは自分のプライドを守るだけのような気がするし、それではミッドの人が被害に合うだけだと私は思う。
まぁ、本局の介入を拒むという事は、本局所属の六課も介入出来ない。まぁ、当然だよね。
けれど、六課はあくまで遺失物管理部。多数のロストロギアを……特にレリックを回収、調査するために、その捜査線上にスカリエッティがいるという理由で、
仕方なく
(
・・・・
)
対処しようという事。間違いなく危険な物なのでお預け下さいって言っても通じないだ
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