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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第60話 敗戦と次への決断を
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わざ大事そうにケースの中に入れるのだろうか?
それ以外にも、ギンガとスバルが追跡を掛けている時に追っていた二人が言っていたらしい。
―――コイツを助けたけりゃ、ついてくるな。間に合わない。
そう言って、ガジェットを盾に奥まで逃げていったらしい。残された部屋に紗雪と交戦したその後、血塗れになった銀髪の子を物でも持つように脇で抱えて、上に空いた穴から脱出していったのが最後だ。
そして、一番の疑問点が響と紗雪の二人が会敵した金髪の少女。
0
(
ヌル
)
と呼ばれる戦闘機人。この子の能力が分からへん。響の後、紗雪とも戦った映像も残されていて、それをシグナムが見て。ただ一言。
不自然すぎる、そう漏らした。
響と最初戦っている時点でも、抜刀からの一閃を放つ前に止めてみせたり、初見であるはずの紗雪の分身3人で足止めからの背後からの一閃も、知っていたかのように対処して見せている。
だけど、一旦この話もここで終わり。それ以外にも対処しなければいけない事はある。帰ってこなかった震離と流の件もそうや。今でこそ文面がなくなっておるけど、よく考えてみれば……震離が流の事を風鈴と記載するだろうか? うろ覚えとは言え、確か文面にはそう書いてあったはずや。
煌と時雨を強襲した人物が流のデバイスであるアークを所持、そして震離が登録していた杖を持っていた事を考えると……。
これは……最悪の事態のことも考慮せなアカン……。
あれから二人とは連絡が繋がらへんし。エリオとキャロの証言を聞くと、空で奏と戦った人はアヤさんで、その手にはもう一つの流のデバイスであるギルを持っていたらしいとまで言っとった。
こればかりは直接交戦した奏から話を聞きたいけれど……肝心の奏は未だ意識不明やしね……。
更に、今回のことで戦闘機人の子たちの詳細も分かった。胸元につけてるプレートに沿っているのなら。地下に居た4人。
0
(
ヌル
)
、
5
(
チンク
)
、
9
(
ノーヴェ
)
、
11
(
ウェンディ
)
。フェイトちゃんが交戦した名前は分からへんけど、3番と7番。六課を襲った8番と12番。この前の4番と6番、10番を加えれば。
13人。最低でもそれだけいるということ。1番と2番がいないことが気がかりやけど……それでも、これだけの人数がいること。加えて、陣羽織を着た男に、アヤさん。そして、煌と時雨を墜とした老婆に、召喚士の女の子と、ヴィータと交戦した男と、融合騎の子を、大本であるスカリエッティを加えれば……20人の大所帯。
ほんまに頭が痛くなってくる。あれだけ大規模に本部を襲っといて、本部襲撃はブラフ。その本命はヴィヴィオ。しかもしっかり襲われるだろうと踏まえた上で対策も万全とはいい難いけど、構えていたのに……この様や。しかも、シャーリー達の報
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