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ある晴れた日に
714部分:冬の嵐は過ぎ去りその十四
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いのか」
「酒は百薬の長よ」
「それなら悪い筈がないだろう」
「だからか」
 やはりこの街ではこうだった。酒はいいのである。
「酒はいいのか」
「はい、わかったらよ」
「どんどん飲め」
 また酒を勧める両親だった。
「お酒はどんどん飲んでいいからね」
「好きなだけ飲むんだ」
「今日はクリスマスだしね」
「飲んでいいからな」
 こう言いながら我が子に酒を勧めていくのだった。正道はそのワインを飲み続けていた。
 それからケーキを食べてだった。全てが終わった一日を終えた。風呂にも入った彼は全てをやり遂げた顔で眠りに入るのだった。


冬の嵐は過ぎ去り   完


                2010・2・5

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