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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第59話 その日、機動六課
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もこの一打を何とかして躱すか? だが、どちらにしても―――
ならば!
「……シャマル先生、後をお願いします」
『時雨!?』
出力を自動で維持出来るように切り替え、ギリギリまで粘ることを選ぶ。
「……辞世の句はいらない?」
ニコリと笑う老婆の顔を見て、ふん、と鼻で笑う。
「次に繋ぐのに、辞世の句なんている訳ないじゃない!」
「そう。じゃあいいわ」
不遜に笑ってみせるけれど、全然通じた様子は無いらしく、短くそう斬られる。
銃口が、光が私の前で更に輝く。
でもちょっと待って。こんな……ゼロ距離で撃たれるのは生涯で一度あるかなとは思ってたけど……待って。流石に恐いんだけど。
明らかな殺傷設定。直ぐ側で収束させているせいか、チリチリと肌が痛む。
……あーあ。優夜と今度デートにいく約束いれたのになぁ。ミッドでも美味しいって指折りのカフェに行って、二人でお茶して、他愛もないことお話して。今後のことを話し合ってさ……。
あぁ……恐いなぁ。
つい、そう思って目を瞑った瞬間。
バキン、と同時に音が聞こえた。
「―――っ、時雨ぇええぇえええ!!!!」
「っ、ぁ……優夜!」
目を開けたはずなのに、映るのは真っ暗な世界。そして、遅れて何かが私を覆い被った様にも感じる。それが何かという事に気づいて、
安心
(
・・
)
と、それを守ろうと意識をこちらに向けてしまった。
直後覆われているにも関わらず光に飲まれた。
――side奏――
儚げな月明かりのもとで、互いに向かい合う。しかし、ただ立っている訳ではない。それぞれ左方向へ向けながら、こちらは銃口を向け、あちらは剣の切先を向けて円軌道を描いていく。
既に速度は最高速だ。その中で撃ち合う。こちらは直射砲を、あちらはスフィアを連射。時折急激な加速や、減速を加えて射撃を回避する。
「流石、元
ガードウィング
(
・・・・・・・
)
って事はあるわね」
「お世辞は結構です!」
ニヤリと笑みを浮かべる元三佐を睨みつける。何が元ガードウィングだ。こちらは既に1丁紛失している上に、カートリッジを収納しているポケットを撃ち抜かれて、残弾が少ない。今装填している6発と、リローダーが1つ。12発しか無い。
そして、何よりも……自身の魔力変換資質「氷」を活用した弾幕が鬱陶しい。雲の水分を圧縮してそれを射出。足を止めれば容易く貫かれてしまうほどの鋭利な氷柱の弾丸をノータイムで撃ってくる。流石に消費が大きいのか、今のように高機動に切り替えてからは撃っては来ない。
だが、こちらは銃。今でこそ銃口を合わせられているけど、狙いをつけてない訳ではない。少ない魔力を考慮すると、しっかり狙い
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