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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第59話 その日、機動六課
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――
「あぐっ!? ぐっ!」
体を捻って回避するも、それぞれ右肩、左足に直撃。だが、氷柱は私の体を貫くのではなく、へばりつくように形を変えている。が、それでも衝撃と痛みが奔る事に変わりは無く顔を歪ませながらも、左に構えた銃は手放さず。震える右手で直ぐにカートリッジを入れ替える。
だが。
「悪いわね。詰みだ」
何を馬鹿な! そう叫ぶよりも先に貫かれた部位が異常に熱い……いや、冷たい事に気づいた。視線を左足へと向けると。足先から凍っていくのが見える。右肩は未だ始まってはいないものの、明らかにへばり付いた時以上に氷の面積が増えている。
「海に着くまでには凍るのでは辛いでしょう。さて、ここで授業を変換持ちが全く気にせず、魔力コントロールをせずに、対象を閉じ込めたらどうなると思う?」
「何を……っ!」
瞬時に私の周りをバリアが囲んだ。それと同時に気温が下がるのがわかり、自然に体が震えだした。ガクガクと震えて止まらない。奥歯もカチカチと鳴って、凍らないように、と力を込めるほど音が大きくなった。
「これだから変換持ちって大変なのよね。普段は気を使わないと……護る対象を凍らせてしまうんだから。あぁもっと―――」
パキンと、音がなったと共に意識が途切れた。
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