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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第59話 その日、機動六課
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でも戦えるように、どんなものでも撃てるように。ずっと戦い続けられるということよ」

「震離は! 流はどうしたって聞いてんだ! 答えろ!!」

 つまらなさそうに俺の全身を眺めてため息を1つ。

「貴方には……炭でも見に行く趣味でもあるのかしら?」

 ―――ッ。そうかよ。

「……アサルト2より、ロングアーチへ」

『煌! そこにいる流と震離と一緒に』

「……ここには流も震離も居ない。あの二人からデバイスを奪った敵しか居ない!」

『え、な……それ、どういう……す……確……』

 ノイズが大きくなってきやがった。まさか……。

「無粋な人ね。私と話をしてる最中に他の人と話すなんて」

「報連相は大事だろうが。伝えただけだよ」

 長槍を剣を持つように両手で持ち構える。

「変わった構えね」

「うるせぇ……よっ!」

 銃口をこちらに向けたと同時に、踏み込んだ。


――side優夜――


『何とか、何とか煌の所に援護を』

「そうしたいのは山々なんだけど、そういうわけにもいかないんだよな」

 二本のポールスピアを両手に構えて、空を睨みつける。そこに佇むように浮いてるのは、黒い仮面に全身真っ黒の陣羽織を纏った南蛮侍。 

「斯様な槍兵に用はない! 侍か、あの時の焔の騎士と相対を所望する!」

「……はぁ」

 何だコイツ、と思ったのがまず一つ。映像越しで見たことあるとは言え……実際に間近で見ると、なるほどこれは……リュウキそっくりだな。

「まぁ、()は地上本部、()は反対側でアンノウンと戦闘中。手が空いてるのは俺だけだ」

「ならば、奴と替われ! 一度目は侍に敗れ、二度目は焔の騎士に土をつけられた! 3度目の正直なのに……お前のような斯様な槍兵と戦うのは我は嫌だ!」

 ……嫌だってお前……何だコイツは本当に。

 だが。

「アサルト1よりロングアーチへ。こちらもアンノウンと接敵した。こちらの援軍は何処か反応した?」

『え、あ……はい! 地上本部からライトニングが戻ってきます!』

「そっか、そいつは重畳だ。それまで足止めする。皆は避難しておくんだよ。じゃあね」

 ブツリと通信を切って、精神を集中する。軽く槍を振って、双槍を交差させアイツに向ける。

 というかさ、大体なぁ……。

 トン、と。軽く飛んで。

「あんまり俺を侮るんじゃねよ」

「ヌッ?!」

 風に乗って、やつの眼前まで踏み込んで双槍を振るう。こちらは二本、あちらは刀一本。
 槍の連撃をアイツの全身に叩き込むように、空中駆動を駆使して、上下左右から連撃を刻み込む。

 たまらず一度距離を取った所で、こちらも一度踏みとど
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