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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第58話 終わりの始まり
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が露出している。だが、それ以上に……。
左の肋骨が折れてることに気づいた。ゴスロリかとと思うほどのバリアジャケット。つまるところ防御に比重を置いている証拠なのに、それを抜いて骨までいってる。
手当をしてやりたいけど……それは叶わない事を知ってる。だからこそアーチェの前に出て構える。
「何者だ?」
背後からの強襲を考えるとチンク達側だとは思えない。だが、こちらは通信が使えない状況で、あちらが先に気づいたということは……下手するとあいつら側かも知れない。考えたくないけども。
「ヌル! ウェンディごと巻き込むなんて!」
「あらチンク? こんな所で何をしてるの? 3人も居るにも関わらずに、ねぇ?」
小麦色のローブを纏ったそいつは、嫌になるほど見覚えがある。
ホテル・アグスタで、ヴィヴィオを保護したあの日と。嫌になるほどに。
そんな事を考えてると、不意にこちらを値踏みするように眺めてから、一言。
「貴方の目的は
タイプゼロ
(
・・・・・
)
の捕獲。なのに何故まだ五体満足で居るの? やる気あるのかしら?」
口を開き、不機嫌そうに声を漏らす。
ただそれだけ、別に攻撃をしてきた訳でも、殺気をぶつけられた訳でもない。
それでも感じた。矢張りコイツはヤバイ、と。
同時に考える。ホテル・アグスタ、ヴィヴィオの時とこいつが現れた理由を。
そして、こんなに不自然なまでに見た目が……ヴィヴィオと瞳の色が一致するのか? と。
ふと、嫌な考えがよぎる。戦力をここに傾けているのは、ギンガに用がある。前者2つは、スバルとエリオが居たから?
そして、もし……同じ目をしたヴィヴィオも対象だというのなら。
「……アーチェ、鞭打つようで悪いが、ギンガの援護出来る?」
「ゴフッ……何とか。良いのを貰った、でもまだ立てるし、動けるよ」
震えるアーチェの手を取りながら、苦しそうにしながらもニヤリと笑ってるのを見て申し訳なる。
「……そうか、悪いが二人でチンク達三人を抑えてくれるか。俺があのローブを抑える」
「響待って、それなら三人でチームアップで戦えば……」
「ダメだ」
いつの間にか俺達の側まで来ていたギンガの提案を直ぐの却下する。
「で、でも……」
「……チンクの言葉と、今のやつの発言で。敵の狙いがギンガがなのに。メインで戦わせるわけにはいかんよ」
とは言ったものの……ギンガが狙われてる以上、アーチェと二人で戦わせてもギンガが狙われるのは明白なわけで。かと言ってローブのやつの……ヌルと呼ばれた奴の実力は、嫌になるほど知っている。
ギンガとアーチェなら、もしかすると不可思議防御を撃ち抜けるかも知れないが、負傷したあーちぇ、狙われてるギ
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