暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第58話 終わりの始まり
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いうのは的中するものだと改めて実感した。一瞬だったからよく見えなかったけれど、砲撃のようなものを打ち込まれたのを皮切りに、地上本部ビルから上がる黒煙、加えて本部への通信が途切れたことをルキノが報告する。

 そして、映像越しでも分かるほどのガジェットの大量召喚。それはあっという間に本部を取り囲み、全方位から本部のバリアへ突撃する。幾つかバリアの圧力にやられ爆発したが、それでも無理に突破して内部へ侵入していく。

 そこでライブ映像が途切れた。唇を噛み締めて思うよ。鮮やかに、そして、効果的に襲撃を成功させたなと。

 だが、配置を見て変だと思う。恐らく内部からも侵入はされているだろうが、それでもだ。わざわざ外部から食い破ると言った方法を取る必要があったのだろうか?
 派手すぎる。力を見せつけるなら、内部を無力化させて蹂躙させるだけでもいいだろうに……いや、待て。

 そこまで考えて気づいた。

「直ぐに周辺の索敵を! 優夜、煌!」

 グリフィスさんの激が飛ぶ。一応ということで二人には外の警戒を当たってもらっている。その二人へ連絡をつなぐと。

『こちら訓練スペース側担当の煌より! あぁ、見えてるよ。最悪だ六課の周辺全部囲まれてる』

『隊舎後方担当の優夜より、現状は最悪。こいつら……狙いは六課だったみたいだ!』

 ギリッと拳に力が入る。ならば私のやることは。

「時雨。優夜と煌の指示をお願いします。貴方の場所はヘリポート付近からの二人のサポート。出来ますね?」

「えぇ、委細承知。……プランの1つが潰えましたね。最悪な場合私達でヴィヴィオを連れて逃げる策が」

「……えぇ、残念ですが。お願いしても?」

 管制室をぐるりと見渡すと、皆の視線が私に集まっているのが分かる。現状を六課で戦える人間の1人だし、何よりも。

「任されました。六課の本命はシャマル先生とザフィーラさんです。それまでやってみます。じゃあ行ってきますねー」

 モニターに映し出されてる優夜と煌は既にガジェットとの戦闘を開始している。現時点では優勢だが……。

「皆も危ないと思ったら直ぐに逃げること。シャーリーさん……いえ、シャリオも。響達3人のデバイスの避難は済ませた?」

「当然! 大事な大事な3機だもの。平気よ」

 声が震えてる。誰だってここが襲われるなんて思いたくなかったんだよね。万が一があるかもしれないと思ってたけど、それが当たるなんて考えても居なかったし。

「……! 更にガジェットの出現と高エネルギー反応2、戦闘機人です!!」

 悲鳴の様なアルトの声が聞こえたと同時にため息が出た。

「じゃ、いってくる。あ、そうだ」

 再び視線が私の元へ集まった。それを感じ取りながら。

「奏と
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