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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第58話 終わりの始まり
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。その隣の……名は?」
ちらりと視線がギンガに向いたのを確認して。こちらも視線をギンガへ向けて――
――sideギンガ――
こうして直に見た時、心が締め上げられる感覚に陥ったけど、響と……チンクの会話を聞いてると、徐々にほぐれていった。
何というか勝手にこう考えてたんだ。戦闘機人と出会ったら戦わないといけないって。こちらの言い分なんて関係なく戦って止めなくちゃって。
だけど、実際は……普通に会話している。そして、こちらの方を見てから。
「ギンガ……ギンガ・ナカジマ」
一瞬名字まで言うかどうか悩んだけど、響も名乗ってたし私も同じように名乗る。
「……そうか。ならばギンガ。私と一緒に来てくれないか?」
ドクンと心臓が跳ね上がったような感覚を覚えて、一瞬立ちくらみを起こす。けど、ギュッと右手を握られて、その先を見ると。
優しそうにこちらを見守る響が居た。それを見て深呼吸を1つしてから。
「ごめんなさい。それは聞けない相談です」
「……だ、そうだ」
チンクと名乗った少女は残念そうに視線を泳がした後で。こちらを見据える。
「……そうか。すまないが手荒い方法になるが、多少無理をしてでも連れていく」
「それを許すと思うか? こちらこそ、貴女を保護する。強襲を掛けたんだ2対1で対応するが問題ないな?」
「あぁ、構わないぞ。出来る限り加減をするが……許せよ?」
チンクが手元にナイフを何本も出現させる、それに合わせて響も刀を抜いて、私も構える。
一瞬の静寂。そして、どこからか小さな瓦礫が落ちた音と共に。
「「行くぞ」」
チンクと響が同時に呟いたと同時に、チンクが手にしたナイフをこちらへ投げつける。その狙いすまされたナイフを響も私もその場から離れて回避。
だけど、ナイフが地面へ着いたと思いきや、爆発した。もしもあのまま盾を使って受け止めていたらと考えると背筋が凍る。明らかにナイフに仕込める爆発物の量を上回る威力だ。
「危ねぇ……どういう仕掛けだよ、このナイフっ……!?」
「私の力だ」
意外にも、響の独り言に答えが返ってきた。
「そう、IS発動――ランブルデトネイター!」
飛んでくるナイフを刀で弾き飛ばし、その先で爆発が起きる。明らかに多数のナイフを投げられて、それを弾いているにも関わらず。こちらには一本も飛んでこない。
チンクの視線が響に向けられている間に、背後に回り込んで――
「はあああああ!!」
「チィッ!」
カートリッジを使って魔力を上昇させて、左のリボルバーナックルをチンクへ向けて叩き込む。強力な盾が現れるが関係ない。このまま!
「ッ! ギンガ、直ぐに防御!」
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