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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第58話 終わりの始まり
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でも何)
握りしめた札を取り出すと同時に苦無を取り出して、その切先に札を突き刺す。そして。
「アーチェ、伝言!」
「何? 痛っ?!」
「一刻万金、疾く疾く御退候」
「は? 何? とくとくおのそうろう!? なにそれ!?」
持ち手の部分を先にして投げつける。札がついてるのを確認すると同時に、再びヌルがこちらに踏み込んだのを感じ取って迎撃する。
「ギンガ! 5分だ、5分持たせるから……頼んだよ?」
「響、何を?!」
背後から声が聞こえる。だけど、振り返って笑みを見せることが出来ない。安心させることが出来ない。それほどまでにアイツの連撃が重く、隙が無い。
攻撃を見切って捌けるとは言え、こちらの想定上に早いのと、こちらの防御が薄い部分を的確に抜いてくること。もっと言えば。コチラが攻撃をした直後に出来る隙間に通してくることが出来る。正直最悪な状態だ。
「まぁ、なんだ……頼んだよ」
「ちょっ」
背後に蒼白い光が発光したかと思ったら直ぐに収まったのを感じる。さて、と。
「……何を? 一瞬魔力が切れたかと思えば、何も感じずに二人が消えた。何をしたのかしら?」
「じゃぱにーずニンジャですよ。ニンニンっと」
人差し指と中指を立てて、片手でニンジャのポーズを取る。ほんとビックリだよね忍術って。
さて、と。
「どうする? 追いかけるか、それとも撤退してくれるか……個人的には後者を進めますけど?」
「……ふふ、気が変わったわ。チンク、しばらくそこに居なさい……5分と言ったわね。さぁ、私と遊びましょうか!」
「あぁ、来いよ!」
あの三人が動かないというのなら、そいつは重畳! 安心してお前の足止めを出来るんだからな!
――side奏――
「居た、皆ー!」
なのはさんから指定された合流地点に私と紗雪が遅れて到着。何か既になのはさんとフェイトさんも居るし、シスターシャッハも居る。という事は、だ。デバイスを届けるという事は完遂したわけで。ホッと一息。
「遅れて申し訳ないです。スバル達から報告は?」
「うん、聞いたよ。赤い女の子二人を相手にしてくれたんだよね? 大丈夫聞いてる。その後は?」
「あの場で取り押さえる事ができず、一時撤退を選択しました。力及ばず申し訳ないです」
「ううん、大丈夫。後は響とギンガが来れば……」
ちらりと視線をスバルに向けると、心配そうな顔で、色んな回線を使ってギンガと響と連絡を取ろうとしている。
「……ティアナ」
「襲撃が合って以来連絡がつきません……何かあったのは間違いないかと」
ティアの報告を聞いて、なのはさんとフェイトさんがそれぞれ思考する。こちらに向か
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