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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第58話 終わりの始まり
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懐に右手を入れて何かを探すようにしたかと思えば、何かを取り出して。
「響、これ! 転移札! これで皆の所に……」
「通信も何もつながらない状況でか? 俺らでこれってことは向こうも同じだろうし、何よりそこまでピンチじゃないだろう?」
あっはっはと笑いながら言うと、恥ずかしそうに俯くギンガを見て。ちょっと罪悪感。
まぁ、
転移札
(
こんなもん
)
あるってわかってると頼りたくなるのは仕方ないけどねー。刀を鞘に収めて、空いた手でギンガの頭を撫でてやる。
「でもありがと、我ながらちょっとテンパってたみたいだ。ありがとな」
「うん、そのごめんなさい」
「気にすんな。さ、行こう」
再び足を動かす。奏達もこんな状態だろうし、同じように合流地点を目指してるはずだしね。
ただ、この先って図面じゃ確か開けた場所だけど……。多分きっと。
「予想はしてた。悪い予想はとことん当たるのが嫌なところだな」
「そうだね」
広い空間となっている場所には1人の少女。エリオやキャロと同じ位の眼帯をつけた女の子。ただし、その服装を見て1つ気になった点がある。
インナーというか、中に来ているのは、この前見た奴らと同じ青いボディースーツ。だけど、その上にオーバーコートを纏っているのを見て、不意に流の姿とダブってしまう。
アイツも防御に比重を置いたコートを羽織ってたからな。
「あー……つかぬことを聞きますが、俺らここを通り抜けたいんだけど、ダメ?」
「すまない。私にも役割があってな。それは聞けない相談だ」
突然の雑談にギンガが目を丸くするけど、ちょっと放置。今は……。
「左様で。じゃあ名乗りを、機動六課ライトニング所属の緋凰響だ。そちらは?」
少し考えるように視線をずらした後、こちらをしっかり見据えて。
「ナンバーズ、フィフスナンバー、チンク」
「そっか、チンク……さんって呼んだほうがいいか?」
「どちらでも構わん。お前は……そんな温い話をしたいのか?」
明確な敵意を持ってこちらを睨みつける。金色に輝く瞳がギラリと光る。
だけどね。
「温い、か……。それなら質問、何故ガジェットと共に攻めずにここで待ってた? 実力に自信があるのは大いに結構。ここで大人しく待ってることに、誰も倒れていないことに俺は不自然さを感じるんだ」
「……そうか。いや、それもそうだな。失礼した」
……うーん、やっぱりコイツ敵意はあるけど、何ていうか……。まぁ、管理局員としての責務は果たすか。
「さて、チンク。ここまでやられて言えるセリフじゃないけど。大人しく投降してくれると嬉しいなって。今ならまだ軽くで済むし」
「それは聞けない相談だ。こちらからも1つ
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