暁 〜小説投稿サイト〜
悪人達がサキュバスに転生しましたが、容姿が見た事のあるキャラばかりでした
もと泥棒は、とある家事万能な女子高校生となる
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されました。
もともとエロかったのか。
サキュバスになって、エロくなったのか。
とりあえず、使わせてもらいましょう。
順々に身体と髪を乾かし、服と下着を洗濯していきます。
待っている間、ふと思い出す。
転生前の自分は泥棒。
やりたくなかったのですが、仕方なかった。
孤児院を、子供達を守る為には…。
「船堀、次いいよ。」
「は、はい。」
いけない。
まずは、やるべき事をしましょう。
さくっと魔法陣で、身支度を終わらせ、食事の準備を始める。
下層で食材を調達。
30食を10人分…沢山必要ですね。
1回で運ぶのは、到底無理。
何度も往復するのでは、時間が掛かります。
なので、立花さんにお願いしてみました。
「ははは、本当に何とかして頂けるとは…。」
下層と上層を繋ぐ、移動魔法陣の完成。
もはや、何でもありですね。
「お礼は…」
「ヴァレンシュタインさーん。」
「勿論、お礼なんていらなわ!」
うん、扱いにも慣れてきました。
エロいのは駄目ですが、食事でお礼しましょう。
私のチート能力は、料理の力。
1度でも食べた料理を、作る事が出来ます。
必要な食材や調理の工程を知らなくても。
もし食材が足りなくても、別の食材で再現可能。
幸いというべきか。
転生前は、色々な料理を食べていました。
頑張りますか!
そう意気込んで…。
「あちゃー。」
テーブルと椅子。
それだけしか、食堂になかった。
ガスコンロも食器も調理道具もない。
ですよねー。
温泉の時に気がつくべきでした。
「船堀、どうした?」
「オティヌスさん。実は色々と足りなくて、料理が出来ません。」
「…なるほど、そういう事か。能力で、作ろうか?」
「その手がありました!お願いします!」
彼女に頼んで、出来上がった物は5種類。
食器とスプーンとフォークを人数分。
催し物とかで使われる超大型の鍋を3つ。
最後は包丁です。
大地の力恐るべし。
石で作ったのに、陶器のような滑らかな仕上がりに。
感謝しつつ、調理開始です。
現状では、凝ったものは作れない。
シンプルで美味しいものがいい。
うーん。
野菜スープにしましょう!
決めると調理工程が、頭の中に流れてくる。
間違えないよう注意して、迅速に行動。
ふふふ。
気分は、プロの料理人。
ちなみに、魔力で作った武器は…お玉杓子でした。
何故!?
大きさ、長さ、形を変えられ、とても便利ですが…。
武器じゃないですよね!?
「船堀ちゃん、ちょっとだけ食べていい?」
「却下です。出来るまで、これでも食べて下さい。」
つまみ食いしようとする立花さんの口に、赤い野菜を入れる。
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