暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第57話 賽は投げられる
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で、最近は震離居ないし、起こしてくれる人が居なくて……ちょっと寝不足気味。
 まぁ、それはそれ、これはこれだから、大丈夫です。一度寝たら起きにくい私ですが、起きてる間は寝にくいんですよ? 本当ですよ?

「私とフェイト隊長、シグナム副隊長は明日の早朝に集合して、現地入りする。それまでの間、皆よろしくな」

「はい!」

 皆で部隊長に敬礼をした後、現場へ向かって移動を開始。

 その際にふと気になったことがあったのが。屋上に着いた時に、ヘリの近くにアイナさんとヴィヴィオが来てた。眠るには若干早いとは言え、ここまで来るとは、なんか合ったかな?
 つつつ、と紗雪がアイナさんの側に移動してこっそり話を聞いて、二人共困った様に笑ってる。一通り話を聞いた後、そっと戻ってきた。

「なんか合った?」

「ふふ、ヴィヴィオがね。お母さんの見送りをするんだって我儘言ったみたい。可愛いね」

「なーるほど、確かに」

 ちらりと視線をヴィヴィオに向けると、なのはさんが腰を下ろしてヴィヴィオをあやしてる。もうしっかりと親子してるなぁと感じるよ。
 まぁ……ヴィヴィオ来てからはなのはさん夜勤出動してなかったし、始めてだと不安にもなるよね。

「なのはママ、今日は外でお泊りだけど、明日の夜にはちゃんと帰ってくるから」

「……ぜったい?」

「うん、絶対に絶対。いい子にしてたら、ヴィヴィオの好きなキャラメルミルク作ってあげるから。後1つ大事な大事なお話もあるから、ちゃんと帰るからね」

「……うん」

「ママと約束、ね?」

「うんっ」

 小指で指切りげんまんをしてる高町親子を見ながら、皆の方を見る。親子のやり取りを見て皆ほんわかと笑ってる。ちょうどいい感じにリラックスできたなぁって。
 
(奏、紗雪。聞こえる?)

(ん、平気だよ)

 不意に隊舎待機の時雨からの念話をキャッチ。なんだろうと紗雪と顔を見合わせてると。

(まぁ行ってらっしゃいってことを伝えたかったのと、紗雪には煌がちょっと落ち着かないってことだけ伝えておこうと思ってね)

(なにそれ? あの人は……もぅ)

 他愛もないことだけど、何処と無く嬉しそうにする紗雪を見てちょっと羨ましい。あの二人……間違いなく出来てるし。私だって幼馴染なんだから見ていれば分かるし。

(ま、こちらには私達が、そちらには響や奏達がいるんだし。まぁアレだねー……気をつけて。それだけだよ)

(勿論。ね、紗雪?)

(うん、それじゃね時雨。煌には寂しいからって慌てすぎって言っておいて)

(はいはい、じゃあね)

 念話が切れると同時に二人してまた笑い合う。よくよく考えれば私達としてもフルメンバーで何かに当たるっていうのは久しぶり
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