暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第57話 賽は投げられる
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ャーリーさんから呼び出されるのを見て、FW組全員で来てみれば。何やら響の実家で見つかったと言われるアームドデバイスを響が受け取ってた。

 緋色と黒の二振りの太刀。鞘自体は黒塗りのシンプルな感じなのに、刀身の自己主張と言うか、個性が眩しいし、何より綺麗だ。

 だけど響はその二本を手にとって見た時に、凄く渋い顔をして、さっきの言葉を吐いた。

 これには皆ビックリ。シャーリーさんもせっかく整備したのにって顔してるけど……。

「だってこれ……いやこの二本、まだ俺を主と認めてないし、斬りたい物は斬れないだろうし。それに―――」
 
 静かに二本を鞘に収めてから、待機形態に戻した後で。

「この二本を扱える気がしない。それほどまでに凄い刀だ。流石、母さんが使ってたっていうだけのことはある」

 嬉しそうで、何処か寂しそうにそう呟く響が印象的だった。

 で、それからは急いで用意して、ギンガと一緒に行くことに。ただその前に幼馴染組全員集まって相談を1つ。

 まず響自身忙しそうにしてたから聞けてなかったけど、響も震離の夢を見たのかその確認を行った。結論から言うと、見たとのことだけど、その夢は私達とは違った夢。小さな震離が泣いていて、成長したかと思ったら、にひゃりと笑っていたとのこと。

 これには皆して、ますますわからなくなった。はやてさんからの情報で、震離と流が六課に帰ってくることは分かった。これで六課の守りは安泰だと思う。いよいよ出るって時に、紗雪から御札を2枚手渡されてた。向こうでも会うけど忘れない内に渡しておくとのこと。
 それは転移札。紗雪の判断で、札を持ってる人を、対となる札を持つ人、もしくは貼り付けた場所へ転移させる便利な札。ただしキャロの召喚術とは違って一枚あたりのコストは凄まじいけど、用意することができれば紗雪の簡単なアクション1つで転移出来る優れものだ。
 今回まででとりあえずFW全員に渡せる程度には作ったらしいけど……時間かかったんだろうなって。

 それを受け取って、ギンガと響は出発してった。
 

 で、そんな中で私達はと言うと。

「という訳で、明日はいよいよ公開意見陳述会や」

 ブリーフィングルームにて、整列した私達……今回は特別に紗雪も参加して立ってる。そして皆の前に立つはやてさん……いや、八神部隊長がそう切り出す。いつものように優しい感じだけど、部隊長としての威厳もある。

「明日14時からの開会に備えて、現場の警備はもう始まってる。なのは隊長とヴィータ副隊長、リイン曹長とFW6名はこれから出発、ナイトシフトで警備開始」

「みんな、ちゃんと仮眠とった?」

「はい!」

 元々聞いてた通り、しっかり仮眠は取りました。ただ私自身寝起きはあまり良くないの
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