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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第57話 賽は投げられる
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止状態から加速と炸裂点を調整する撃ち方。極めればシールドもバインドも意味を成さなくなる。防御無効の技」

「……あー、そしたらいらないお世話だったか、ゴメンな」

「ううん。私はこれを左でなら撃てる。だけど右ではどうも上手く撃てなかったけど……」

 スッと腰を落としたと思えば、先程の俺と同じように踏み込み、俺の背後の木へ右の一撃を見舞う。
 メキメキと音を立てて折れる木をバックに、冷や汗が流れた。

 今の一撃。構えたところまでは見えたが、その後の一閃を見切ることが出来なかった。

「ダメだね、これはまだ叩いてるだけ。響みたいには巧く行ってないよ」

「……や、上等だろ。俺はわかりやすく踏み込んであれだったけど、ギンガは普通にやってたじゃん」

「まだまだだよ。繋がれぬ拳(アンチェイン・ナックル)の時も映像だけでなんとか物にできたもの。今度も必ずものにしてみせる。それにあまり動かないで撃てるのは貴重だしね。ブリッツもさっきの撮ってくれたでしょう?」

『Certainly sir.』

 足にセットされてるブリッツキャリバーがキラリと輝く。ギンガも嬉しそうにその場で軽くシャドーをしてるけど。やっぱスパルと打って変わって技の繋ぎがスムーズだ。流石。

『今朝の訓練はここまで、皆集まって』

 そんなギンガを眺めてる内に、既に時間が経っていたらしく、気がつけば訓練終了時刻。
 
 なんというか時の流れは早いですなーと。


――side奏――

 帰ってきてからの響を見ていると、正直面白……もとい、何時もと違った響が見れて、新鮮だった。

 8日には、戻った日は帰ってきたのが夕方で、すっごく疲れた表情してて、幼馴染一同集めて言われたことに驚いたな−と。まぁ、これは置いといて。
 
 9日には、ギンガがに徹しの打撃を教えてたのが印象深い。しかもスバルに強化プランの案をだしたみたい。
 不思議なのが、フェイトさんが、近づく前に避けているようなそんな雰囲気を感じた。
 何かあったんだろうな−と思うけど、機密っぽい任務に関係してそうだからあんまり聞けないんだよねぇ。
 
 10日には模擬戦の前に、ずっとビル街のシミュレータを起動して飛んだり跳ねたり、一通り全力行動を繰り返してた。それこそ私でも滅多に見ないような、ビルとビルとの壁を蹴って高速移動だったり、最高速度からの急停止や、その逆を繰り返して……なんというか、感覚を取り戻そうとしてた様に見えるけど、何だったんだろう?
 
 で、今日は響とギンガは先行して陳述会警備に出るんだけど。その前に……。

「……いや、これは……万が一にでも追い込まれてもこいつら(・・・・)は使わんな。お守りで持っておくけどさ」

 先行して出る前にシ
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