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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第57話 賽は投げられる
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中で必要以上に警戒してる二人だからこそ、今こんなに愚痴ってんだろうなぁって。
「説明終わったよ」
ふと皆の視線が紗雪の方へ向くと、ティア以外の皆の目がえらく輝いてるように見えるのは何でだろう? 紗雪の肩に乗るリインさんも目を輝かしてる。ギンガも心なしかちょっと目が輝いてるし。
「忍者って凄いんだね〜」
キラッキラの目をしたスバルを皮切りに、エリオとキャロも大きく頷く側で、気恥ずかしそうに頬をポリポリと掻く紗雪。
……ただ、多分他から見れば、あんまり表情変わってないように見えるかもしれないけど……。
「あ、紗雪照れてますねー? 可愛いですー」
「ん、そんな事ないですよ」
リインさんの指摘で、今度はちょっと顔が赤くなったなーって。それでもわかりにくいんだけど……。
「顔が赤くなってますよー」
「そんなはずはありません」
リインさんにバレたけど。こほん、と咳払いをして誤魔化す。でも、もうアレはダメだね。周囲から茶化すような視線貰ってるし。さてさて、どうなるかなー。
――――
で、この様ですよ。というか機動六課のメンバーが警備を始めてから結構な時間が経ち、現在の時刻は18時少し前のあたり。
再びなのはさんを除いた六課メンバーで集まって、エントランス入り口に集まって報告会。ただし……。
「とりあえずどこにも異常は無し、か。終わり際ほど、気を抜きやすいからな。しっかりやれよ!」
「そろそろ陳述会も終わりですから、ここからは皆で一緒に警備をするですよ!」
「はい!」
ここからは全員で警備にあたる。しかし……。
ふと、空を見上げて思う。
いやに静かすぎる、と。何というかこう……嵐の前の静けさと言うべきかな。そんな感じだ。
「じゃ、エントランスに報告に行ってきますね」
「おう、頼んだ」
はーっと、ため息混じりに響が言うと、ヴィータさんが許可をだす。私もって言いたかったけど……。
「あ、私もついていくよ。コンビで動いたほうがいいでしょう?」
「ん? あー、んー……分かった一緒に行こうか」
ギンガに先を越されちゃった。いやまぁ……コンビ設定してるのはあの二人だもん自然といえば自然だし、ギンガもそういう意図……あ、一緒にいたいだけか。顔が若干綻んでるし。
スバルもティアも小さくガッツポーズしてるし……くそう、先越されたー。
「ドンマイ?」
「……放っといてください」
ぽんと肩を叩いて、紗雪が笑ってる。
何だか眠いというか疲れからかな、報告に向かう響の後ろ姿がぼやけて見えちゃうし。
後はこのまま……無事に終わったらいいなぁって。
そういえば、アーチェ
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