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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第56話 元に戻って赤面を
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言うか、なんというかだ。

 俺小さくなってたからとは言え、大変なことをしてたんだと今更ながら気づいた。ウロウロとその場を移動しながら、姿が変わってからの出来事を思い出す。

 一緒にお風呂に入って……軽く着せ替え人形にさせられたと思ったら、膝枕で寝たり色々して……。

 うわ、俺かなり取り返しのつかないことしてたわ。

 やべやべ、思い出すと顔が赤くなってるのが良く分かる。いやいやいやいや、いくらなんでも俺よ。小さくなったとはいえ、思考が幼くなったとはいえだ。

 いくらなんでもこれはないって……いや、ホントマジで。

 ガキじゃねーんだから、無理にでもなんでも断る手段はいくらでもあったのに、何で俺は逃げて自分の首絞めたんだアホくさい。うわうわうわ。これは不味い。しばらくフェイトさんの顔直視出来ないぜこれ。


――sideフェイト―― 

 恥ずかしそうに目をそらす響を見てから、やけに胸が高鳴る。

 今までもそういう顔は何度か見たはずなのに、強く印象に残った。
 
「ま、響ちゃんもしっかり男の子って事ね。今まで幼くて恥ずかしくなかったけど、戻って一気に来たんでしょ。
 フェイトちゃんも空き部屋で悶えてていいのよ?」
 
「へ? あ、や、あの!」

「御飯の準備はまだあるし。平気よ? その真っ赤な顔どうにかしないと、お姉さんの立場じゃ無くなるわよ?」

「……や……お言葉、に甘えて」

「はい、いってらっしゃい」

 言われたお部屋に入って、扉に背を預けて座り込む。言われて気づいた。
 顔が熱く、赤くなっているんだって。
 
 色々と見せたし、色々としたけれど……こんな特殊な状況だったからなのかな?
 思い返せば、なんで私昔のバリアジャケットを着たり、膝枕したりしたんだろう……わーーー!
  

 ――――

「それにしても、不思議な効果のロストロギアもあるものね」

「えぇ、あれで2例目になります。1つ目は……シスターさんに持ち去られたんですが」

 なんとか落ち着いた私と響、そして食事を用意してくれたキャディ店長と、ダミーの情報を貰うことに。
 ただしダミーと言っても、キャディ店長が持ってきたデータを受領、本当に新型のガジェットドローンが存在していたというデータを貰った。
 
 その一環で、他にも情報を共有している最中。
 
「マリ・プマーフね。だけど見た目は、キュオン・ドナーシャッテンっていう伝説級の人ね。
 なんでまたそんな人が……一応関連のある子に調べて貰ってたんだけど……ほぼ一致してしまったのよね」
 
 ……げっそりとした様子の響。なんというか、凄く認めたくなさそうなそんな様子。
 この反応は、もしかしてあれ以外に何処かで会ったのかな
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