第六章
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「毛色がな」
「またちゃいますね」
「ほんまにな」
それでというのだ。
「一体何処の誰や」
「それがですね」
「わからんわ」
どうにもと言うのだった。
「このことは」
「謎の人ですね」
「神殿では気付かれてへんみたいやが」
それでもというのだ。
「彼女はな」
「絶対に何かありますね」
「それは間違いないわ、道案内も」
「裏道まで知ってて」
「そこまでどうして知ってるか」
「そのこともですね」
「謎や、考えてみたら」
女神官、彼女はというと。
「謎が謎を呼ぶ」
「そうした人ですね」
「どうにもな」
サンチェスはどうかという顔で述べた、そうして女神官と三人で巨人軍の拠点に向かい続けたが道案内は実に正確で。
最短で拠点まで行き早速だった。
女神官は拠点に行くと早速だった、二人より先に出て。
攻撃を仕掛けた、これにはテロリスト達だけでなく。
二人も驚いた、だが。
二人はすぐに追いついて三人で巨人軍の拠点に攻め入った、三人の圧倒的な力でテロリスト達は次々と薙ぎ倒され。
そうして彼等は鎮圧され後は警察に連行されて裁判にかけられることになった。だが全てが終わってから。
サンチェスはガルパンと共に女神官に尋ねた。
「ちょっとええか」
「私自身のことですね」
「貴女人やないな」
サンチェスはありのまま言った。
「この世におる」
「では何だと思われますか」
「神様かその使いやろ」
これがサンチェスの見立てだった。
「そうやろ」
「はい、私はワルキューレの一人です」
女神官はサンチェスの問いに微笑んで答えた。
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