暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第55話 同調する悪夢
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
評価ですよ。でも俺以外の皆にも来てるのは嬉しいですし、何より選択肢が増えるのは良い事です」

「過大評価……ではないと思うよ。少なくとも響達7人には色んな所から話が来てるってことは確かなことだし。六課に戻ったら改めてはやてから話があると思う」

「感謝します。ハラオウン隊長」

 立ち上がりこちらに向かって敬礼をする。姿は小さな女の子だけど、しっかり響だなって言うのが分かる。いざという時にはキッチリしてるしね。

「それと……シスターシャッハから貰った途中経過のデータを見て悪い予感は当たっちゃった」

 今度は違うデータを表示する。機密メッセージだけど、響なら問題ない。
 それを少し見た後、なんとも言えない表情に。

「まだ、途中経過なんだけど……ヴィヴィオのベースになった人は、古代ベルカの誰かだって」

「……赤と青のオッドアイ。そして、古代ベルカってことは……聖王の一族の可能性が高い……と」

「そう。だからこそ、アヤさんがヘリを壊してでも連れて行こうとしたのかもしれない。
 深読みだったらいいんだけどね」

 そう考えると色々納得できる。あの日六課に来たのは恐らく情報を抜くため。そして、その最中に子供を保護したということを聞いてからヘリに乗り込んだ見たいだし。
 そして、実際にヴィヴィオを見て確信を持ったからヴィヴィオを奪取した後、ヘリを内部から爆発させた。
 そう考えると納得できるし、恐らくヴィヴィオをお土産としてスカリエッティと合流しようとしたと繋がってしまった。

 ただ、これはあくまで六課が単体で調べてること。流石にこれを本局や地上に報告をしたら、今度はヴィヴィオの身に非ぬことが起きるかもしれない。
 きっとこのデータを受け取ったはやても同じことを考えてくれてると思いたい。

 万が一にでも、聖王のクローンだとしたら……それは大変なことになってしまう。もっと言えば、聖王教会が大変な事態になる。
 教会のシンボルである、聖王が居るとなれば……いや、これ以上は深読みだ。

「まぁヴィヴィオ見てると、よくいる普通の子供って感じですけどね」

「うん。普通の女の子で、普通にお母さんに懐いてる女の子。それが六課の見解」

 なのははヴィヴィオを引き取るだろう。
 今は公開意見陳述会の用意や対策で忙しいってことも合って、あとに回していると考えたい。

「……もう4日。後4日、どっちでしょうね?」

 背伸びをしながら天井を見上げて響がポツリと呟いたのをきいて、私の眉間に皺が寄るのを感じて。

「……後にも先にも外部からの攻撃があるとしたら陳述会だけだよね。地上も海も全部が見てるこの大きな会議。しかもアインヘリアルの運用に焦点を合わせてる。この場で襲われて、力を示されたら大変な
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ