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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第55話 同調する悪夢
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、いえ。申し訳ないです!」
慌てて遠くに見えるなのはさんに頭を下げる。今の時間は私となのはさんで一対一の
弾丸回避訓練
(
シュートイベーション
)
の最中だった。
ティア達4人とギンガはここから少し離れたビル街でヴィータさんを相手に模擬戦……もとい、絞られてる最中。
で、そんな中で私は……。
『……一旦訓練は終わろっか。おいで奏、ちょっとお話をしよう』
モニターが開いて、画面の向こう側のなのはさんが苦笑いを浮かべてる。特に調子が悪いわけではない……だけど、気になることは確かにある。でも、それは……。
いけない、そんな事無いはずなのに……。直ぐになのはさんの待つビルの屋上へ飛んでいって、適当な瓦礫に座るなのはさんの元へと向かって。
「申し訳ございませんでした!」
直ぐに頭を下げる。ミスして突っ込んだのならまだしも、気を抜いてると捉えられても文句言えない。真剣味に欠けると叱られても仕方のない事をしてしまった。
けど。
ポスっと頭になのはさんの手が置かれて……撫でられて、思わず目が丸くなるし、頭を上げる事が出来ない。どうしようと考えてると。
「いいよ。珍しいことも有るんだねっていうのが1つ。何か悩んでる……って言うより、何か気になることでもあったのかなって思ってね」
手が離れたのを感じて、ゆっくり頭を上げると。にゃははと笑うなのはさんの笑顔が見えた。
気にかけてもらっているのに、話さないのは失礼じゃないかという考えが頭に浮かんで……。
話すことを決意する。だけど、その前に。
「申し訳ないです。戯言だと斬っていただいてかまわないので、少し……話しても?」
「うん。私で良ければ喜んで。ほらほら座っていいから」
空いた瓦礫に案内されるがまま、そこに腰掛けて……更にその隣をなのはさんが座った。膝の上に両手を組んで、少し考える仕草を取る。話すと決意したとは言え……、我ながらアホなことを言おうとしてるんだ。ちょっと緊張してしまう。
軽く深呼吸をしてから……ゆっくりと。
「……今朝……いえ、寝た直後に夢を見たんです、何というか……その、震離が居なくなる夢を、居なかったことになった夢を」
そこからポツポツと話を続けた。
昨晩見た夢はヤケにハッキリしていてよく覚えてる。私達幼馴染の皆で行動してる時の夢だった。なんて事無い普通の休みだったり、皆でご飯を食べてたり。
だけど、そこに居るのは6人のみ。震離のいた場所だけが、自然と消失してた。
皆で写真を取れば、本来居るはずの震離の場所は自然な形で背景が写っていたり。皆で食事をすれば、震離が居るであろう場所は無かった。
極めつけが夢の中の皆が……響でさえ、震離と言う人を認知していな
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