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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第54話 PM20:42.
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ルへと着いた頃。
私が探そうと思っていた人物がそこにいらした。
「お久しぶりです。ライザさん」
「えぇ、お久しぶり流」
にこやかにしている隊長……いえ、ライザさんの前まで行き敬礼を。
「風鈴流陸曹。只今帰還致しました」
「はい。それにしてもごめんなさいね……って、あら。髪が凄く伸びてるわね。どうしたの?」
「あぁ、これは……あ、髪が長くなるロストロギアと出会った時の弊害ですね……その、変……でしょうか?」
指摘されて、サッ後ろ髪を抑える。やはり変だったのかな? それともみっともないのかな? 等悪い方へ考えてしまう……震離さんや、響さん達がいいねと言ってくれたので私も気に入ったのだけれど……。
「まぁ、個人的には短いほうが好きだけど、それも良いと思うわ」
ホッと胸を撫で下ろす。ただライザさんからは好まれていないのが残念だけれど……。あ、いえ、違います。まずは……。
「ライザさん。申し訳ないんですが、ちょっと玄関まで足を運んでもらってもよろしいでしょうか?」
「えぇ。あ、その前に。貴方の制限を外すのと並行してデバイスの制限も外したいの。預けてくれるかしら」
「了解です」
懐に入れておいた、ギルとアークを取り出してライザさんの手に乗せる。
ただ、一瞬懐に手を入れた時、いつか遺跡で貰ったロザリオが手に当たったのがやけに気になった……。
「ありがとう。でも何故玄関へ?」
「……えーと、その……説明するよりも見たほうが早いな、と」
くるりと背を向けて歩きだす。本当は駆け出してすぐにでも震離さんを中へ入れたいけれど……。流石に走るのはみっともないだろうし、ライザさんも良い顔はされないだろうし。
「……そうね、説明……は面倒よね」
明らかに違う音色に思わず振り向く―――筈だった。
トンッと軽い音が響いたと同時に、私の背中に何かが当たった。それに阻害され振り向けなくなる。
「……え?」
胸から生えた赤く染まった手。痛くもなければ、苦しくもない。そして、その手の先には赤く輝く結晶体。機動六課に居た時によく目にしたそれは……。
「れ、りっく?」
「……あら、本当にレリックが入ってたのね。驚いた、わ!」
レリックを手に握りしめると共に腕を引き抜かれる。床に膝をつく。体制を整えようとするけれど体が動かない。
それどころか―――
「な……ぜ?」
口から血が溢れる。胸が痛いはずなのに、激痛があるはずなのに。心に穴が空いたように、何かが抜け落ちた感覚に全身が包まれる。心が冷え切ったように何も感じれない。
震える体を必死に動かして、振り向いて顔を見上げると、自然と涙が溢れた。
どうし
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