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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第54話 PM20:42.
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が見える。しかもこちらは若干、雪降ってるのに対して向こう側は雪は降っていない。それどころか芝生が青々としてる。
「入りましょうか」
「……あ、はい」
バイクを押しながら門を潜る。すると自動でガチャンと音を立てて閉じられる。門の隙間から見える外は相変わらず雪が降っているのに、こちらは全く降っていないのが不思議だ。
「驚きましたか?」
「……うん、とっても。何でここ雪降ってないの?」
周囲を見渡しても、芝生で一杯。なんとなく上を見上げると、直ぐに分かった。このお屋敷を囲むようにシェルターになっているんだと気づく。そして、このシェルター自体がステルスの機能を持っていると予想も立てる。
いやまぁ、特殊鎮圧部隊って言うほどだからさ、普通ではないと思ったけど、まさかルヴェラの北の地のこんな僻地にこんな物があるなんて誰も思わないって……。しかも適当な場所だから余計にわかんないし特定も出来ないだろう。
そう言えば流が言ってたなー。出撃がある場合は転移ポートで出るけれど、余程の緊急事態ではない限りは帰る時は次元港から帰ってくるって。万が一転移ポートをバレてしまったらそこから襲撃される恐れがあるからって言ってたけど……わかった所でここまで攻めないでしょうよ。
さてさて、案内されたガレージにバイクを置いて、簡単に雪を払いまして……。はて、妙だな。ジープ型の車両が5台。バイクも7台あるくせに……。
建物の中から人の気配はしない。外から見える窓には全部外から見えないように塞がれていて、既に時刻は20時。明かりが漏れているとは言え見えない、一応の防寒対策なのか、はたまた……。
いや、やめよう。人の気配がしないのは内部の深い場所にいるからかも知れないし。そもそも気配を消すのが上手いからかもしれない。
流に言われるがまま正面玄関前まで来てから……。
『マスター。震離様には申し訳ないですがここで待ってもらうのは如何でしょう?』
「……アーク? ここは寒いのに震離さんが冷えてしまいます。待つのなら中でもいいでしょう?」
『……忘れたのですか? 知り合いであっても無許可で中に入ってしまって襲われて死んでも文句は言えないのですよ? 隊長に一言言ってから中に入ってもらいましょう』
「……でも」
『叶望様も、何か合ったら入ってもらうのがよろしいでしょう。マスターはともかくこの方は部外者なのですよ?』
ギルも合わせて流を説得。まぁ、確かに私部外者だしねぇ。六課からの使者とはいっても、この部隊からは曲者扱いされても困るし。
(叶望様?)
あら?
(なあに? どうしたのギル? と言うか今日は珍しいねアークからも話しかけられて、普段話さないギルからも話しかけられちゃ
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