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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第54話 PM20:42.
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かわからなくなる、だが、その程度じゃ止まらない―――はずなのに、いつまで経っても腕が持ち上がらない。
それどころか、右肩に熱が、焼けるような熱さを感じて……。そして、痛みを感じたと同時に。
「ひっ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!」
「良い声ね」
痛い、痛い、痛い!!!!
神経を焼かれるようだ、激痛に今の今まで考えてたことが全て頭から抜け落ちて、あまりの痛さで涙が溢れる。
私は今。腕を落されたんだと、認識してしまう。
ドクンドクンと、脈打つと共に、血が溢れ出ているのが分かる。反射的に止血せねばと、左腕を伸ばすけれど。
「だーめーよ」
「ギッ……ぅうああああ!!!」
左の手の甲に銃弾を打ち込まれ動きを激痛で手を引っ込めてしまう。何より痛みで頭がおかしくなりそうだ。
「……赤色……そうだわ。ギル、アーク。このお屋敷もう要らないから燃やしてしまって」
『『Yes Meister.』』
その声が聞こえたと同時に、屋敷全体を揺るがすほどの振動を感じる。そして、それは、私の後方でも起きた。一際大きな爆発音と共に、足に熱を感じるのを切掛に、肩に熱風を感じてうめき声を上げてしまう。
……足に熱? 待ってまさか……。
「流……お前、今何をした!?」
顔を左に向けて、震える声で私を見下ろすアイツを左目だけで睨みつける。
「何って爆発させただけよ。何で貴女があそこを知ってるかは……まぁ流が教えたんでしょうね。そこを爆発させたの。最新鋭の機材とは言え、重要機密がある場所よ? 念入りに爆発させてあるわ。
それよりも……私って。釘って好きなのよね」
「……?」
突然意味がわからないことを言う。ダメだ激痛で頭が回んない。アイツが私の左太腿に腰掛けると同時に、右足を掴み、押さえつけて……って、まさか。
冷たい何かが太腿にあてがわれて。叫ぶよりも先に。
ガツン、と打ち込まれた。反射的に悲鳴を上げるけど、両足は動かせない、右腕は肩から先が無い。唯一有る左手は痛みで動かせないはずなのに、唯一動かせる手を必死に動かして背中へ、足へ手を伸ばそうとするけど、届かない。だから私は。
「ぁああっ! ああぁぁあっ!」
痛みで叫ぶことしか出来なかった。
「この銃って、なんでも撃てるの。貴女達の世界で言う五寸釘? だったかしら、それより少し太い物も打ち出せる優れものよ。さ、もう一本……いや、二本いこうか」
ガツン、ガツン、と作業でもするように私の太腿へ二本の釘を一本目と直線状になるように打ち込む。
「――――っ!???!!! ――――――っ!?!」
声にならない悲鳴を上げる。もう何も考えられない―――。痛みで
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