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ある晴れた日に
69部分:優しい魂よその四
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人は滅びるべきね」
 江夏先生が何故かわざわざ来て言い切った。
「何が球界の盟主なのかしらね」
「担任からしてアンチ巨人か」
「こりゃ筋金入りだな」
「あれ、知らないの?うちの学校は先生達もアンチ巨人揃いよ」
 江夏先生はこのことを生徒達に話す。
「もう全員ね。巨人ファンはいないのよ」
「幾ら関西でもそれって」
「本当にすげえな」
「大阪はもっと凄いわよ」
 今度は田淵先生が皆に告げる。
「殆ど全員阪神ファンで。もう難波なんか言ったら」
「阪神ですか」
「虎よ、大阪は」
 最早これは絶対のものがある。まず阪神なのだ。巨人なぞ応援する人間はまずいない。
「ここもだけれどね」
「まあ巨人なんてなあ」
「応援できませんよ」
「それでもうちのクラス阪神ファンだけじゃねえよな」
 正道は今度はそこを指摘した。

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