第二百三十五.五話 鬼畜下衆男の娘が耳かきリフレする話
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がさ…。
「んぅっ……!」
耳の中の性感帯。
リリムキッスで感度をあげられた耳のツボ。
一夏が的確にそのツボを耳かきで責める。
カリカリ、ごそごそという音だけでなく、えもいわれぬ快感が簪の脳に突き刺さる。
「はぅっ……?」
鼓膜に近いので、一夏の指先の動きもゆっくりになる。
傷つけないよう、優しく、ゆっくりと。
ごそ…………かりっ……ごそっ…。
「んやっ…?」
簪の頬が赤くなる。
(すげーぞくぞくする…やべぇな…簪をいじめ抜きたい…)
ほんの少しだけ、一夏の指先の動きが荒くなる。
とはいえそこはチート野郎、簪の耳を傷つける事などしない。
つまりは苦痛ではなく、快楽を与えるような荒々しさだ。
無理矢理敏感にされた耳の中の性感帯をカリカリと耳かきの先で弄られ、簪の中で快感が膨れ上がる。
(なにこれ…? なにこれ!? 耳かきだけなのに…! なんでこんな…こんな…!)
一夏は簪の中の情報の流れを逐一確認しながら指先を動かす。
時にはわざとポイントをはずして。
時には不意打ち気味に敏感な場所を擦る。
焦らすこと十数分。
(もっとぉ…? 耳のなかごりごりしてぇ…!)
簪ははぁはぁと艶かしい喘ぎ声のような吐息を吐く。
きゅぅん、と下腹部に走る快感と焦れったさ。
気を抜けば今にも性器に触りかねない程に発情していた。
(うんうん。順調順調)
調子に乗った鬼畜下衆野郎はそれをにまにましながら見ていた。
「じゃ、簪。反対側の耳に移ろうか」
「ふぇぇ…?」
(可愛いなオイ)
一夏はそっと簪の頭を持ち上げ、反対を向けさせた。
(はんたい…?)
ふわふわした思考の中で、一夏の声が反響する。
簪が言葉の意味を理解するより早く。
ごそごそごそっ?
とさっきまで責められていた方とは逆の耳から音がした。
「!?」
びくん、と肩を跳ねさせる簪。
一夏が背を曲げ、簪の耳元に口を近づけた。
「危ないから、動くな。簪」
「………!? ………!?」
一夏が精一杯低く出したギリギリアルトの声が簪の脳髄を走る。
その声は簪の中を甘く甘く滅多刺しにした。
直ぐに一夏は背を伸ばし、ニヤニヤと笑みを浮かべる。
一夏は焦らすようにゆっくりとしか指を動かさない。
さっきとは反対の耳を責められる、それは今までの事がリセットされるも同義であった。
「なぁ、簪。なんで俺がわざわざこっちの耳を後回しにしたと思う?」
「…………………?」
霧がかった思考で考えるが簪は答えを出せない。
「なぜ右耳からやったか? ではなくなぜ左耳を後回
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