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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第52話 幼くなったのは体だけ?
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える。
起きて髪縛ったり色々しないといけないし、昨日の晩から流と震離が行ったから、ここからでもなにか出来ないか考えないと……。それにどうにかして戻らないと。数日の間とは言え少し大変になる。そもそもトイレに凄く行きたい。
……だけど、そもそも何故体が動かないのか分からない。眠いのをこらえて目を開ける。けど何も見えない。
いや、正確にはうっすらと見えるけど、何かがある。顔を少し動かすと目の前にあるものが柔らかくて暖かいものだというのがよく分かる。
意識がハッキリしてきた。布団の中に居ることは分かってるけれど……何かに抱きしめられているのが分かる。背中に当たる何かと、後頭部を
撫でる
(
・・・
)
何か。
……?
撫でる
(
・・・
)
?
状況が分からなくて、頭を少し下げて全貌を見ようとするけれど、直ぐに頭を抑えられて元いた場所に頭を戻される。
……待てよ、昨日のことを思い出せ俺。たしか俺は……そうか、昨日沢山泣いて、顔洗ってそのまま寝たんだっけ……。
その後は……、ダメだ思い出せん。でも布団の中にいるなら部屋には帰ってきてる……? いや、そもそも隊舎に戻れて無いから、俺の部屋じゃない。それどころか凄くいい匂いだし……。
……少し待て。懐かしい夢を見た事を考えてもそうだ。何であの時の夢を思い出したか?
まさか、と考えて、顔をあげて上を向くと。
「……すぅ、すぅ」
「……ぁ」
瞬間的に体が熱くなるのがわかった。多分きっと、恥ずかしさで、全身真っ赤なんだろうな……。
それを理解した瞬間、再び意識が落ちた。
――――
「まぁ、女の子の体ってあんまり長いこと保たないし。あ、ほら、仕方ないよ子供なんだし!」
「……いえ、あの。ごめんなさい」
「だって女の子初心者だしね。あんまり気にしないで? ね?」
2人揃って頭を下げる。人様のお家で粗相とか、恥とかそういう話じゃなく、全力でキャディ店長に頭を下げております。別に大丈夫と言っているし、有り難い対応なのは分かる。だけど現在の問題は。
「……まぁ、絶対に誰にも言わないから安心して、ね?」
「はい……でも、あの。元はと言えば抱きしめられて無ければ問題なかったんですけど。何で抱いて寝てたんですか……」
「……抱き心地が良くて、つい。ね?」
感極まって泣きそうになる。実際堪えてるのに目元に涙が溜まってるし。お陰でフェイトさんを直視出来ないし、色々迷惑かけてしまったし。
キャディ店長にも申し訳ない。
何を洗ってるかは察してくれると有り難い。
で、その上で、現在俺が着てるのは、このお店の、昨日来ていたメイド服に、カチューシャをつけてる。髪は面倒だから
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