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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第52話 幼くなったのは体だけ?
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て、あれでこうなのに!」
[そんな事ありません! 大丈夫ですから!]
……それ所じゃなかった。
このタイミングでの自分と私の離脱に、流への辞令。しかも私達は前例があるとは言え、ちゃんと戻れるか分からない。
そして、流達もちゃんと帰ってこれるかわからない状態で送り出したという不甲斐なさ。
幼くなって感情暴走して……あ、泣く。
「ほんっ……とは、なん、か、嫌な、予……感がするから、ちゃんと……見送って。うぇぇ……」
慌てて側に行って手を握れば。ボロボロと涙を流して。
「……リュウキ、が……居なく、なったときと、同じで……嫌だ。
ほんとは、もっと、言ってあげたかった。ちゃんと帰ってこいと」
少しずつ落ち着いてきたのか、ちゃんと話せるようになってきた。
……妙だと思うのが、こんなに幼かったかな? という疑問。
女の子になったから? 幼くなったから?
いや、これは……。
「あー……恥ずかし、泣いたらスッキリした。顔洗ってきます」
すん、と鼻を鳴らしながら洗面台へと向かっていくのを見送って。
「……あんなだっけ?」
[……私もまだ付き合いは浅いので何とも。感情の振れ幅は凄いですけれど]
……ここに居ない響の親友達を思い出す。
もしかすると、今の響の状態を察してあげられるのかな?
……まだまだ分からない事多いなぁ。
――――
――side響――
小さい頃の夢を見た。まだ、あいつらに合う前の夢を。爺ちゃんが居なくなった時の夢を。
まだ幼かったからとは言え、それでも爺ちゃんが居なくなったのは幼心に効いた。
老衰で亡くなるならきっとまだ、心の用意が出来たかもしれない。だけど、爺ちゃんもまた突然亡くなった。
昨日まで居た人が居なくなった事を経験したのが初めてだったとは言え。何時も爺ちゃんの部屋に行っては探してた。母さんの後を着いてけば居るんじゃないかって追いかけては、爺ちゃんは何処?って聞いて困らせて。勝手に泣いてたなぁって。
母さんも辛かっただろうに、ただ大きな声をあげて、大粒の涙を零して、溢れる涙も拭いもしないで、ただ泣いてた。爺ちゃんが居なくなったってわかったから。もう会えないってわかったから。
そんな俺を母さんはずっと抱きしめてくれてたんだよな。
――――
「……ぅあ?」
意識が戻り、重い目を開ける前に枕元に置いてる時計に手を伸ばそうとするけれど、手が動かない。
その代わり……ではないけれど、顔に暖かくて柔らかいものが当たっているのが分かるそのまま身を委ねていると再び意識を手放しそうになるけれど。ぐっと堪
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