第四章
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暫く寝た、少なくとも二人はくつろぐべき時はくつろいでいた。
青年も最初は苦労していた、だが。
作戦が続く中でだ、次第に慣れてきてだった。敵の本拠地まであと少しのところまで迫った時には。
まだ緊張しているがそれでもかなり慣れてきていた、そうしてカウサリア達に空船の中でこんなことを言った。
「僕は今回の作戦で」
「色々学んだか」
「はい」
こう言うのだった。
「まことに」
「ええことや。けどな」
「けどといいますと」
「作戦はいよいよ正念場やから」
それ故にとだ、カウサリアは自身の槍を磨きつつ青年に話した。
「余計にな」
「これからはですね」
「気合を入れながら」
そうしつつというのだ。
「リラックスもや」
「そちらもですね」
「ちゃんとしてな」
「やっていくことですね」
「そや、そしてや」
「これからの本拠地の突入にも」
「あたるで、あたし等は」
カウサリアは自身の神具であるヴァジュランダを見つつ青年に言った。
「空から本拠地に突入する味方の援護と」
「空にいる敵への攻撃や」
トウジも自身の神具であるシューラ=ヴァラを磨いている、そうしながら青年に対して言っているのだ。
「敵も必死やさかい」
「こっちも激しい戦になるけどな」
「それでもですね」
警官は二人に応えて述べた。
「この度は」
「一度も死なんで家に帰るんや」
「作戦を成功させて」
「そや、それで敵のボスも本拠地におるんやろ」
「はい、魔人の大男で」
青年は犯罪組織のボスの話もした。
「職業はビショップで」
「術も使うか」
「恐ろしく頭が切れて冷酷で」
「伊達にワルのトップやないな」
「カリスマも備えているとか」
「ワルの大物やな」
「そう言うに相応しい人物とのことです」
青年はカウサリアに冷静な声で話した。
「どうやら」
「そのこともわかったわ、ほなな」
「これよりですね」
「本拠地への攻撃行うで」
こう言ってだった、カウサリアもトウジも青年達と共に敵の犯罪組織への総攻撃に空から加わった、カウサリアはペガサスに乗ってだった。
敵の空船や空を飛ぶ犯罪組織の戦闘要員を倒していき地上にいる敵にも急降下攻撃を浴びせて倒していった。
ヴァジュランダを縦横に動かし戦う、だが。
空の敵がいなくなったと見てだった、カウサリアはトウジに言った。
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