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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第51話 少しずつ動き出す事態
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まった。
私も含めて全員だ。なぜなら第23管理世界。世界名称「ルヴェラ」という世界。この世界に限らず大体の世界には「文化保護区」というものが設定されていることが多い。
それは、その土地ごとの固有文化を護る為設定された保護区。 保護区に指定されると、固有文化とは異なる先進技術などの持込や建造物の建築などが制限される。
加えて、転移魔法とかで飛びづらい世界でもある。
そして、何よりも基本的に管理局ですら支局を作るのが難しい場所に流の前部隊がある。
ただ、この情報は別にいい。極秘裏に作られてたのかもしれないし。色々考えられて作られたんだと思うし。それは別にいい、ある意味隠すのなら良い場所だろうし。
「……ルヴェラ行きの次元船なんて、ミッドから丸一日掛かる……往復二日って。ちなみに流、隊舎は近い場所にあるん?」
無言で首を振って、若干震えた声で一言。
「……足を用意して半日です。一応部隊の車両があるので何とかなるんですが……私はまだ免許を所有していなくて」
「あ、車でもバイクでもあるんなら、私、運転できるから平気」
……え?
「そうなの? 震離のデータに車両運転の資格なかったと私は憶えてたんだけど?」
4人が来るとき色々見て、誰も車運転出来ないのか−ってなったからよく憶えてる。
「えぇ、身分証代わりになるから取ってたんです。でも、使うことないなー言ったら面倒だなーって思って今まで伏せてましたが……コチラになります」
そういって懐のパスケースから免許を取り出して見せてきた。
え、待って。震離ってば、普通自動車免許に、バイク免許、メカニックマイスター、2級通信士に司書資格って。え、普通に凄いんだけど?
久しぶりに免許にその他資格有りって書いてるの見たよ?
「全部趣味というか。昔、捜査官でいろいろ単騎で動く必要あったからそれで取ったんです。ほかにもあったんだけどいくつか取られちゃって。残ったのがそれだけです」
皆震離が凄いっていうのは何となく知ってたから、あんまり驚かないけど、思ってた以上に持ってる事に驚いてるし。
へーってはやてちゃんも見てるけど、肩を叩いて呼んで。
「……はー。すごいなー……あ、違う違う。そしたら二人とも? 移動費は予算で落すから……悪いんやけど、すぐに出てもらってもええかな?」
「「了解」」
感傷に耽ってるのもつかの間、今からでないと間に合わないしね。
気がつけば時刻はすでに19時を回ってる。今から用意して次元港に飛び込めば間に合うかなって。
――――
なんだかんだで正面ロビーで、流と震離の2人を見送ることに。震離にははやてちゃんから直筆の手紙を渡されてる。
私からは
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