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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第51話 少しずつ動き出す事態
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来ますし。
 奏と紗雪なら問題なく合わせられるかと、それにどちらも遊撃も足止めも出来ますしね」
 
 そう言うと少し考えるように眉を八の字にして、唸るはやてちゃん。で、少し間を置いて。

「……それで行こうかぁ」

 はやてちゃんからしたら、少しでも六課に戦力残したいんだろうけど、これならなんとかなるんじゃないかと。
 
『それに2人……最悪な場合震離だけでも戻ってきたら六課に向かわせれば問題ないでしょうし』

「……せやね。だけど、震離で大丈夫やろうか? 特殊鎮圧部隊って情報知ったら不味いんやろ?」

『まぁ、問題かもしれませんが、六課に流を送った理由を推察すれば、問題ないかなーって……希望的観測でしゅけど』

 ……噛んだ? 突然の噛みに、ヴィータちゃんもリインも吹き出してるし。
 
「せやねぇ。それで行こうか……ゴメンな二人共? 色々大変な中で?」

『……うん』『……えぇまぁ』

 なんかすっごい歯切れが悪い返事だね。
 それにどことなく幼い? 若い? そんな感じがする。響なんて、どことなく舌足らずのような……そう、ヴィヴィオみたいに所々たどたどしいし。
 
『ごめんね。もう少し話したいけれど……』

「ううん、こっちもゴメンな? 後は二人共ちゃんと戻ってきてな?」

『うん、それじゃ。留守の間お願いします』

「はぁい」 
 
 ――――
 
 2人と通信を終えた後、皆を隊長室に集めた。勿論流も居る。
 何時もなら和やかな雰囲気なのに、今回は事情が事情だから空気が張り詰めてる。
 
 そして、はやてちゃんが流を呼ぶ。
 風鈴陸曹、と。
 
 そして、告げられる。異動命令が来たということを。それが表向きではなく本来の部隊にという意味を込めて。

 困惑したように目を白黒させていた。その様子から流も異動の件は前の部隊から連絡を受けていないみたい。その様子を見守ってる震離も落ち込んでるし。

 だけど、すぐに。

「その上で、流はすぐに行ってもらって、もう一度六課へ出向出来るように説得をしてほしい。そして叶望一等空士には、六課の代表として流が必要だということを伝えてほしい。もしそれでも変わりがなければ……震離は六課へ戻ってくるように」

 それを聞いて二人が固まった。そして、すぐに震離が流に後ろから抱き着いて。 
 
「必ず遂行することを誓います!」

「うん、お願いや」

 お互いにサムズアップで応える。だけど、流の様子がおかしいことに震離が気づいて。「どうしたの?」と質問。若干青い顔で。

「……その、前の部隊のある世界……第23管理世界なんですけど……」

 その意味が分かっていないキャロとスバルが首を傾げてる。残った流を除いた皆は固
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